番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20230825 > エピソード: 1661778

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 ドキュメント72時間
エピソード名 異国の地のアフガニスタン食堂で 完全版
カテゴリ 教育教養
放送時間 2023-08-25 22:45:00 〜 2023-08-25 23:30:00
WireActionデータ更新時刻 2023-08-26 00:27:00

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=14567204]
オープニング [topic=21590199] 詳細
[ 22:45:00 - 22:47:30 ] 150秒 詳細
今回の舞台はパキスタンにあるアフガニスタン料理の専門店。3日間、人々の声に耳を傾けた。

異国の地のアフガニスタン食堂で [corner=14567205]
1月20日(金) [topic=21590200] 詳細
[ 22:47:30 - 23:01:19 ] 829秒 詳細
パキスタンの首都・イスラマバードの一角のレストランで撮影開始。店内は込み合っていた。テーブル席に座る4人組に声をかけた。「プラウ」という肉入り炊き込みご飯を食べていた。番組ディレクターも一口食べさせてもらった。レーズンの甘みとほのかなスパイスの甘味、意外にもあっさりとした味わい。別の男性4人組に声をかけた。彼らもアフガニスタン人で、親戚同士だという。その内の1人は、民芸品を扱うビジネスを世界中の人たちとしていたと話した。また、彼らにとって日常的な食べ物である「ティカ カバブ」という串焼きについて教えてくれた。一人客の男性に声をかけた。難民として逃れてくる以前はアフガニスタンの大学でジャーナリズムを勉強していたという。批判的な活動を行ったことでタリバンに逮捕されたことや、拷問で命を落とした友人のことなどを話してくれた。この街にアフガニスタン人が増え始めたのは40年ほど前。旧ソ連のアフガニスタン侵攻がきっかけだった。この場所で26年間営業しているウェディングドレス専門店の主人は、「このドレスを着たアフガニスタンの女性は本当に美しいんだ」と話した。よる9時半、テーブル席に座る2人組がいた。2人は友人で、普段は自炊生活だがたまには外食したいと、ここに来たという。彼らはハザラ人で、アフガニスタンでは長く迫害されてきたという。閉店間際、この店のアフガニスタン人の経営者が話しかけてきた。通訳によると、撮影のことで不安を感じてしまったとのこと。事前交渉も行った現地コーディネーターが仲介してくれたが、撮影を中止するよう迫られた。
1月21日(土) [topic=21590201] 詳細
[ 23:01:19 - 23:16:20 ] 901秒 詳細
レストランでは撮影できなくなってしまったので、アフガンストリートに舞台を移して撮影を続けることにした。アフガニスタン人が集まる地区。床屋を経営するパキスタン人の男性に話を聞いた。アフガニスタン人はしっかりと身支度を整えるのが好きなのだという。細い路地の奥にある小さなお店を訪れた。パスポートやビザの申請などの書類を印刷したりスキャンをしたりするお店だった。お店の男性がパキスタンに来たのは1年ほど前。命からがらの脱出だったという。男性は仕事終わりに、自宅まで案内してくれた。奥様とお子さんがいた。そこに突然、アパートの大家さん(パキスタン人)が訪ね、メディアを排除するよう怒鳴りたてた。しかし、現地コーディネーターの仲介のおかげで、撮影が許可された。大家さんが感情的になった理由は、男性たちがアフガニスタン人だからだという。男性たちは収入的に苦しい生活をしており、さらに、警察に尋問を受けた末に強制送還されてしまうという懸念から、外出もほとんどできないという。夜9時半、ストリートの一角で地面に座り込む人たちがいた。小さな子どもと女性ばかり。彼女たちは生活に困って物乞いをしているのだという。近くのお店で誰かが彼女たちの分までナンを購入してくれるのを待っている。その中の一人の女性は、夫を亡くしたことなどを話してくれた。その後、1人の男性が現れ、彼女たちのためにナンを購入してくれた。
1月22日(日) [topic=21590202] 詳細
[ 23:16:20 - 23:25:50 ] 570秒 詳細
撮影3日目、屋台の店先に立つ一人の少年がいた。アフガニスタン風の揚げパンのお店で、義理の兄(姉の夫)から店番をするように言われているのだという。少年はアフガニスタンから来て8か月。13歳だが学校には通えていないという。少年は、将来は英語の先生になりたいという夢を語ってくれた。夕方4時半、ストリートのすぐ近くにあるバス停で、1日目にレストランで会ったハザラ人の男性と会った。これから緑内障の治療のため、大きな病院のある都市に行く。目が良くなったら飲食店を始めたいと考えているという。男性は「人間は希望があるから生きていける、僕は希望を持って前に進み続けるつもりです」と語った。夜、屋台の少年を再び訪ねた。これからサッカー場へ向かうのだという。サッカー場には続々と人が集まってきた。全員アフガニスタン人。街で知り合った仲間たちと、毎晩サッカーをしているとのこと。深夜11時、撮影を拒まれたレストランの経営者から連絡を受けた。撮影を中止にした理由を話したいとのことだった。経営者は、タリバンに見つかることを恐れるお客がいて、その人たちを庇っていたことを話してくれた。経営者は理由も言わずに撮影を中止にしたことを謝罪した上で、翌朝、仕込みの様子なんかも撮影して欲しいなどと話した。
1月23日(月) [topic=21590203] 詳細
[ 23:25:50 - 23:28:45 ] 175秒 詳細
撮影4日目の朝、レストランに入ると、従業員たちが至るところで雑魚寝をしていた。従業員25人は全員アフガニスタン人。かつては薬のセールスマンをしていたという男性、中学3年生で国を追われたという男性などがいた。12時、開店時間を迎えた。きょうもプラウを求めてお客が訪れる。

(エンディング) [corner=14567206]
次回予告 [topic=21590204] 詳細
[ 23:28:45 - 23:29:00 ] 15秒 詳細
ドキュメント72時間の次回予告。