番組詳細

[ 10:05:00 - 10:05:11 ] 11秒 詳細
オープニング映像と挨拶。

[ 10:05:11 - 10:08:37 ] 206秒 詳細
今年秋に行われアメリカ大統領選挙に向けて、野党共和党から立候補表明していたデサンティス氏が、ニューハンプシャー州の予備選挙を2日後に控えて、選挙戦から撤退しトランプ前大統領を支持すると表明した。これで事実上トランプ氏とヘイリー元国連大使の2人の戦いとなる。CNNとニューハンプシャー大学の調査によると、共和党の有権者のうち、50％がトランプ氏を支持、ヘイリー氏は39％支持となっている。インタビュアーに「23日にトランプ氏に10ポイント以上の差で負けても撤退はしませんか？」と聞かれたヘイリー氏は「地元のサイスカロライナ州に向かいます。近いうちに撤退することはありません」等としている。トランプ氏はヘイリー氏への攻撃を強め、「彼女はタフさが足りない」等と発言している。ヘイリー氏はトランプ氏が議会乱入事件に話した際、「自分とペロシ元下院議長を間違えているようだ」と指摘した。トランプ陣営はデサンティス氏の支持を得たことを「光栄に思う」等とコメントしている。

[ 10:08:37 - 10:10:13 ] 96秒 詳細
デサンティス氏は一時は「トランプ氏の最大のライバル」とも言われたが、その後支持は伸び悩んでいた。今月15日のアイオワ州の党員集会では2番手につけたが、トランプ氏に得票率で30ポイント離されていた。アメリカCNNは、デサンティス氏は現在45歳と若く、次の2028年の大統領選挙に立候補することを見越して撤退してトランプ氏支持にまわったと見ている。ニューハンプシャー州ではヘイリー氏が支持を伸ばし、事前の世論調査でデサンティス氏はヘイリー氏に次ぐ3番手となっていた。デサンティス氏への支持は撤退を受けてトランプ氏に流れる事が予想される。恩恵派の共和党員が多いとされるニューハンプシャー州でトランプ氏が勝利すると、トランプ氏がさらに勢いつく形となる。

[ 10:10:13 - 10:12:16 ] 123秒 詳細
死者は日毎に増えるばかり。ハマスによるとイスラエルによるガザ地区攻撃が始まってからの死者は20日夜の空爆で2万5，000人を超えた。その数は刻々と増え続けている。イスラエルはいま、ガザ地区南部に焦点を置き空と海から攻撃をしている。しかし衝突は北部でも起きている。軍事力でハマスを大きく上回るイスラエル軍だが、まだガザ地区全域で激しい抵抗にあっている。イスラエル軍は新たに見つけたというトンネルの映像を公開した。罠が仕掛けられ、長さ800メートル以上で、おそらくここにイスラエル人の人質が囚われていたという。イスラエル軍・ハガリ報道官は「トンネルの中で5つの監房を見つけた。それぞれにトイレとマットレスがあり、金属の格子で囲われている。証言によるとこのトンネルには時期によって約20人の人質が拘束されていた。陽の光は通らず、淀んだ空気で酸素は薄く、酷くジメジメして息苦しい過酷な環境」と話す。イスラエルでは戦争に対する国民の我慢には限界がある。また、アメリカの情報機関の分析として報じられたところでは、イスラエルが殺害したハマスの戦闘員は20％～30％止まり。ハマスはまだ何ヶ月も反撃するだけの武器を持っているとされ、紛争の長期化が懸念される。

[ 10:12:16 - 10:14:52 ] 156秒 詳細
国連のグテーレス事務総長は再度イスラエルを厳しく批判した。「ガザ地区への軍事侵攻は破滅的な破壊をもたらし、自分が経験したことがない規模で市民を殺害した」とした。イスラエルでもネタニヤフ政権に抗議する数千人規模のデモがあり、イスラム組織・ハマスに拉致された人質を即時開放するためあらゆる手段を講じるよう求めた。ガザ地区南部で発見された地下刑務所として使われたトンネルではイスラエル人の人質が拘束されていたとイスラエル軍が発表した。すでに開放された5歳の女の子が描いた絵も発見されている。136人がいまだ人質となっており、ネタニヤフ政権に対する圧力が強まっている。抗議行動は政権の継続路線すべてが対象となってきている。内閣でも亀裂が生じている。「軍事圧力による人質開放は無理」とする意見も出ている。さらにガザ地区とヨルダン川西岸地区についての戦後処理でも意見が対立する中、首相は2つの国家の共存を全面的に拒否した。ネタニヤフ首相との電話会談後のアメリカ大統領の発言は全く異なるもので、バイデン大統領は「ネタニヤフ首相は2国家共存による解決を排除しなかった」とした。ネタニヤフ首相はこの発言をSNS上で否定し、「自分にとってパレスチナ国家が自立されることはない」と投稿。戦闘は目標も停戦の見込みもないまま続いている。

[ 10:14:52 - 10:18:38 ] 226秒 詳細
2国家共存を改めて否定したネタニヤフ首相。国際社会での孤立が際立ってきている。同盟国・アメリカのホワイトハウスは「イスラエルと異なる見解を持っている」とした他、イギリスのシャップス国防相はイスラエルの見解に「失望している」と述べた。また、国連・グテーレス事務総長も「ネタニヤフ首相の考えは受け入れられない」とし、「パレスチナの人々が国家を樹立する権利は認められている」と強調している。しかしこうした中でもネタニヤフ首相が「ニ国家共存」を否定する姿勢を変えることはまず無いものとみられる。理由は自らの政治生命に直結するため。イスラエルでは現在、戦時内閣が組まれているが、ネタニヤフ首相の右派正統・リクードはもともとパレスチナ人の追放などを訴える極右政党などと連立政権を組んでいる。ニューヨーク・タイムズはこのうちのスモトリッチ財務相とベングビール国家治安相に言及している。2人は「ニ国家共存」に強硬に反対する立場。ニューヨーク・タイムズは「仮にネタニヤフ首相がパレスチナ国家の樹立を認める方向に進めば、2人は政権の連立解消に動くだろう」という専門家の話を伝えている。一方、市民の間でも「ニ国家共存」を期待する声は年々小さくなっている。調査会社・GALLAUPがイスラエル人を対象に行なった世論調査の結果を表示。2012年と、ハマスとイスラエルの衝突が始まった後の去年10月中旬～12月中旬にかけて行った調査結果を比較した。2012年には「ニ国家共存を支持する」と答えた人は61％、「支持しない」と答えた人は30％だったのに対し、去年の調査では「支持する」が25％、「支持しない」が65％で逆転した。パレスチナ人を対象に行なった調査でも同じ傾向が見られる。2012年には「支持する」と回答した人は59％、「支持しない」は40％だった。しかしハマスによる襲撃前の去年7月～9月に行った調査では、「支持する」は24％に落ち込み、「支持しない」が72％に上昇した。イスラエルがヨルダン川西岸地区への入植活動を続けるとともに、イスラエルとハマスの武力衝突も断続的に起きる中、市民の意識もこの10年変化してきた。アメリカの外交専門誌、フォーリン・アフェアーズは「イスラエルがニ国家共存を拒否しているため、ほぼ克服出来ない課題が存在する」とする一方、「交渉による解決達成をする努力を怠ればイスラエル人とパレスチナ人が何世代にもわたって苦しみを味わうことになる」としている。今回の軍事衝突で計り知れない犠牲を出しながら、イスラエル・パレスチナ問題は解決の糸口を見いだせないままでいる。

[ 10:18:38 - 10:20:19 ] 101秒 詳細
ガザ地区での戦闘が長期化する中、イスラエルとハマスを支援するイランとの緊張が高まっている。イランは軍事精鋭部隊の5人がイスラエルの攻撃で殺害されたと発表し、テロ行為だと強く非難した上で報復を警告した。オーストラリア・ABCが伝える。中東は戦闘の瀬戸際にあり、ミサイルがパキスタン、イラク、シリア・ダマスカスに撃ち込まれ中東で戦闘が拡大するおそれが高まっている。シリア・ダマスカスのミサイル攻撃の現場はガレキになっている。イスラエルによる空爆とみられ、イランの革命防衛隊の5人が殺害された。イランもイスラエルも国外での攻撃についてコメントすることはまれだが、イランの大統領は国営テレビでテロ行為だとして報復を誓った。グテーレス事務総長は「我々は全力尽くさなければなりません」と話している。

[ 10:20:19 - 10:23:38 ] 199秒 詳細
ガザ地区での死者が増え続ける中、国連はその約7割が子どもや女性だと指摘している。オーストラリア・ABCはガザ地区に住む12歳の少女の目を通し死や飢餓と背中合わせの中で生きる子どもたちの日常を伝えている。少女の目の前のガレキの中からは4人の遺体が見つかったそうだ。去年の12月始め、ハンユニスにあった家もイスラエル軍の空爆で破壊され今は一時しのぎの避難キャンプで7人のきょうだいなど家族とテントで暮らしている。学校にも行けず毎日が生きるための戦いだ。水を汲みにいくのも急いで行かなければならない。来るのが遅いと支援物資のわずかな水がなくなってしまうこともあり、なんでも並ばなければならない。母親は残ったわずかな食料で昼食の準備をしている。少女が最後に食事をしてから24時間も経っているそうだ。食事は1日1回、お昼だけ。昼食後は食料を探しに行くが何も見つけられなかった。ガザ地区の人口の40％に飢餓のおそれがある。またシャワーは月に1度だけで15日間も浴びていないそうだ。彼女にできるのは今よりはいい未来を夢見ることだけだ。

[ 10:23:38 - 10:28:25 ] 287秒 詳細
イスラエルとイスラム組織「ハマス」の軍事衝突が始まった去年10月、SNSで拡散された偽動画。アメリ位のバイデン大統領が徴兵法を発動するなどと、徴兵の協力を呼びかける内容。このような偽情報は国の安全保障を脅かす事態になっている。世界は偽情報に対応すればいいのか。サイバーセキュリティーが専門の情報処理推進機構・長迫智子さんに伺う。偽情報については、ロシアと中国が戦略的に使用していると伝えられている。おととし3月、ロシアによる侵攻開始直後に、ウクライナで拡散された偽動画では、ウクライナのゼレンスキー大統領が国民にロシアに投降するよう呼びかける内容になっている。長迫さんは「ロシアはウクライナ侵攻の前から情報戦を戦略的に展開している。誤情報はうっかりした間違いがミスリーディングで広がってしまった、偽情報は偽装や加工された内容・不都合な真実など。悪意ある情報はヘイトスピーチなどがある。ロシアの情報戦において、真実と虚偽を混ぜ合わせたり、機密情報を漏洩することが組織として明文化されている。ロシアは1920年頃から情報戦を研究していて、歴史は長く、手法も洗練されてきてる」、「ウクライナ侵攻前にロシアはウクライナの銀行や政府機関にサイバー攻撃を行った。ATMが使えないという情報をテレグラムで市民などに流した。現在は侵攻について、正当化させるような物語や陰謀論の拡散も力を入れている」と話した。

[ 10:28:25 - 10:35:33 ] 428秒 詳細
台湾・総統選挙の期間中に民進党の野党候補者を称賛したとする偽動画。中国は台湾の総統選を巡って偽情報に拡散に関与したと疑われている。長迫さんは「中国は主にアジア太平洋地域で情報戦を展開している。SNS上での情報戦は中国が後追いの形でこれまでプロパガンダなどが多かった中国が、人民解放軍のモスクワとの交流があり、ロシアのハイブリッド戦を学んだことで、同じような情報戦を展開している。オーストラリアでは議会へのサイバー攻撃や中国系候補者擁立の動き、労働党議員のSNSの投降改ざんなど中国の影響工作の可能性があった」と話した。2月に大統領選挙が行われるインドネシアで、現職のジョコ大統領が実際には話せない中国語を話す偽動画を紹介。長迫さんは「生成AIの影響はメディアの媒体を変えたのが大きいと思う。これまではテキストや画像が人力で作るDisinformationとしては主流だったが、一部の人しか高度な編集ができなかったものが生成AIで簡単になった。こういった状況は、政府関係のインターネット会社を通じて、人力でやっていた拡散を大きく変える可能性がある」、「Disinformationは言論、表現の自由とも関わってくるので、SNSそのものを発信できなくなるというは政府が行うことは難しい。特にDisinformationが多く存在するプラットフォームXやFacebookの企業が政府やEUと協力したり、規制を進める動きはあるが、SNSは民間企業が運営しているので、規制や対策というより、広告や利益が優先されるので、一律の規制が難しい」と話した。拡散されやすい偽情報として、「ゼレンスキー大統領逃亡」、「蔡英文総統が逃亡計画」など、リーダーの逃亡や社会を分断させるテーマ「集団の対立をあおるもの」、「移民問題」、「陰謀論」を挙げた。

[ 10:35:33 - 10:37:25 ] 112秒 詳細
ロシアが支配するウクライナ・ドネツク州をウクライナが爆撃したとロシアが非難している。少なくとも27人が死亡、約20人がケガをしたとしている。ウクライナ政府はこの件についてコメントしていない。ウクライナが認めたのは、サンクトペテルブルク近くのガスターミナルへの攻撃だった。犠牲者はイなかった。

[ 10:37:25 - 10:39:35 ] 130秒 詳細
北朝鮮の外務省が、プーチン大統領の訪朝の可能性について正式に発表した。朝鮮中央テレビは外務省の発表として、「外相がロシアを訪問した際、プーチン大統領は早い時期に訪朝する用意があると表明した」と伝えた。プーチン大統領は金正恩総書記からの招待に、感謝の意を示した。

[ 10:39:35 - 10:43:08 ] 213秒 詳細
女性は自分の人生を一変させる決断をした。26歳で1人で子どもを産むという決断。パートナーを見つけることを諦めた女性は、子どもを産みたいと強い思いから生殖補助医療に頼ることに。フランスでは2年ほど前から法律により、独身女性も生殖補助医療を受けられるようになった。精子の提供者について肌の色しかしらないという。人工授精は数分で終了した。人工授精を望む人の半数は、独身の女性だという。

[ 10:43:08 - 10:43:38 ] 30秒 詳細
イスラエル軍とハマスとの戦闘が続くガザ地区の保険当局は、これまでに確認された死者が2万5000人を超えたと発表した。