番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20230305 > エピソード: 1216989

エピソード情報

放送局 NHK総合大阪
プログラム名 ニュースなるほどゼミ
エピソード名 何が必要?“異次元”の少子化対策
カテゴリ 時事解説
放送時間 2023-03-05 13:50:00 〜 2023-03-05 14:50:00
WireActionデータ更新時刻 2023-03-05 18:19:38

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=10349568]
オープニング [topic=15850455] 詳細
[ 13:50:00 - 13:51:53 ] 113秒 詳細
日本の少子化対策について熱く議論。出生数は過去最小、少子化に歯止めがかからない。そんな中岸田総理は今年の年頭記者会見で”異次元の少子化対策に挑戦する”と発言。様々なヒントを求めて解説委員が各地を取材。そこには驚きの現実が。子沢山の過程が続出する子育て支援の街を発見。さらに生まれた後の暮らしを支える活動も。異次元の少子化対策には何が必要なのか、これからの日本を考えていく。

(ニュースなるほどゼミ) [corner=10349569]
何が必要?”異次元”の少子化対策 [topic=15850456] 詳細
[ 13:51:53 - 13:55:03 ] 190秒 詳細
異次元の少子化対策には何が必要なのか掘り下げていく。まず17歳~19歳を対象にした民間の意識調査で「将来必ず子どもを持つ」と答えた人の割合について考えていく。関根さんは80%と高く「長い将来を考えて、いつかは家族を持つのもいいなと思ってくれてたらな」と希望も込めてコメント。一方井上さんは55%、宇治原さんは40%と低めに回答。しかし実際の結果はそれより更に低く12.4%。「たぶん持つ」と合わせても半数に満たない結果に。
将来 子どもを持つ?高校生の本音は [topic=15850457] 詳細
[ 13:55:03 - 13:57:49 ] 166秒 詳細
高校生が実際どのように考えているのか解説委員が突撃取材。向かったのは都立西高校で、今回集まってくれたのは2年生10人。この高校では家庭科で子育てについて実践的に学んでいる。実際に赤ちゃんと触れ合うなどの体験もしているという。生徒のヨッシーさんは「人生の一大ビッグイベントを逃すなんてもったいない。困難があるのは承知だが、だからこそ困難を体験してみたいし乗り越えたい」と前向きな意見を出した。一方で子どもを持たないと考えているのははづきさん。母親が1人ではづきさんを育て苦労してきたのを見てきており、自分にそれができる気があまりしないのだという。また、なおさんも「子どもは行動が読めずストレスに感じてしまうことが少しあった。負の感情が生まれるなら持たないほうがいいと悩んだりする」と話した。
[ 13:57:49 - 14:00:37 ] 168秒 詳細
生徒の1人である辻さんは「自己実現と家庭を持つというところで多分自己実現を優先してしまう。まだイメージがつかめない」と不安定な様子だった。一方まささんは下に兄弟がいて、よく育児の手伝いをするという。最初はなんでこんな事をやらなきゃいけないのかと思っていたそうだが、やっていくうちに子どもの成長を喜べるとコメント。ここで18歳の意識調査の結果を生徒たちに伝えた。その結果を見て宮原さんは「今はネット社会になっているため、異性に対して話すことに抵抗を覚える人がどんどん増えてきている。その結果そもそも結婚までたどり着かない人もいる」と考察。人と関わること自体に不安を覚えている人が昔より多くなっているという。一方かねしさんは「恋愛が多様化しており、子どもを持つ家庭のあり方自体が変わっていくのではないか」と話した。ヨッシーさんも「社会に希望が持てないと経済的にも余裕が持てない」と不安を語る。
子どもを持つ不安 少子化の背景は? [topic=15850458] 詳細
[ 14:00:37 - 14:02:35 ] 118秒 詳細
実際の高校生の声を聞いて、妹のいる井上さんは「子どもは可愛いけど言うことを聞かないことが多く、そこがどうしてもイラっとしてしまった」と話す。そして妹でこんなに大変なのだから、子育ては多分向いていないなと思ってしまったという。関根さんは恋愛の形が多様化することについて「可能性が広がっていることなのでポジティブにも捉えるべき」と指摘。また宇治原さんも、ヨーロッパなど恋愛や結婚の多様化を受け入れている国の方が出生率が高いと話す。ヨーロッパは婚外子の割合がとても高く、フランスだと日本の約31倍になる。
[ 14:02:35 - 14:04:53 ] 138秒 詳細
日本は男性は育休を取ることが少なく、家事育児時間の国際比較を見てみても日本男性の時間はかなり短い。解説委員の牛田さんは30過ぎで子どもが生まれ、その時自分のキャリアについて考えていたと話す。自分がキャリアを積まなければ、家族にも大きな影響が出るのではないかと考えたという。また宇治原さんは以前女性の多い職場で託児所が設置されているのをみて「本当は男性も同じくらい託児所に預けなければいけないのに”女性が多い職場に託児所があっていいですよね”で止まってしまっている」と指摘。また解説委員の木村さんは、高校生たちに経済的な不安についても話を伺った。
高校生の本音 子育ての経済的不安 [topic=15850459] 詳細
[ 14:04:53 - 14:06:50 ] 117秒 詳細
幼稚園~大学の学費(習い事・塾含む)について、高校まで公立・大学が国立は786万円、すべて私立だと2217万円。高校生たちは「奨学金の返済で苦しめられている若い世代にちゃんと支援していかないと子どもを産める環境はできていかないんじゃないか」「去年より給料が上がったという事実があるだけでも人は希望的観測が持てる。それだけで十分明るい未来を期待できる。安心感があったほうが少子化対策には繋がりやすい」等と話した。
高校生の本音 子育ての経済的不安/出生数過去最小の衝撃 その背景は?/どうなっている?”異次元”の少子化対策 [topic=15850460] 詳細
[ 14:06:50 - 14:13:06 ] 376秒 詳細
出生数の推移を見ると第1次・第2次ベビーブームは200万人を上回っていたが減少傾向が続き、2016年には国の統計以来初めて100万人を下回った。去年は初めて80万人を下回るところまで来ている。これは国が2017年に公表した予測よりも8年早い。第3次ベビーブームが来なかった理由としては就職氷河期などで結婚や子育てもままならない世代がブームを作れなかったためと推測。経済と繋がっているのは間違いないという。政府は”異次元”の少子化対策として、児童手当の拡充、幼児教育・保育サービスの拡充、育児休業制度の強化の3本柱を掲げている。政府の考えとしては”少子化対策をこれまで以上に最優先に政策を組んでいこう”とのことだという。主な少子化対策の現状としては児童手当として1人につき最大月額1万5000円が支給された。ただ、所得制限あり。出産・子育て応援交付金は現金または子育て関連商品のクーポン券計10万円。ただ、それぞれが所管している役所が違って色んなところから情報を寄せ集めて一本化している。4月からこども家庭庁が発足するので分かりやすい仕組みにしようと考えている。
岡山 奈義町 出生率倍増の秘密とは? [topic=15850461] 詳細
[ 14:13:06 - 14:19:32 ] 386秒 詳細
岡山家の北東部にある奈義町は人口約5800人の小さな町。出生率が倍増した秘密はどこにあるのか。町の子育ての中心だというなぎチャイルドホームを訪れると、たくさんの母親と子供達が集まっていた。保育士だけでなく子育て中の親も一緒に子供を見守っている。ここでは子育ての先輩が子供を預かるという仕組みもある。経験を生かして地域の大人でサポートをしているという。さらに子育て中フルタイムで働けないという親に仕事を提供している。隙間時間に少しだけ働きたい人と地元の店や企業をマッチングしているという。母親らは子連れでも仕事ができるので、気分転換にもなってありがたい、等と話した。また奈義町では若い子育て世帯向けの賃貸住宅を建設した。1軒家で家賃が月5万円と、相場よりも2万円ほど安く抑えられている。ここに4人の子供と住む一家は、集合住宅に住んでいた以前は騒音や苦情に悩んでいたが、引っ越して子供達は年の近い友達ができてママ友もできたので心強いと話した。これらの独自の子育て支援策によって、20065年には1.41だった奈義町の合計特殊出生率は2019年には2.95に倍増。子育て支援に力を入れて20年、奈義町の奥正親市長はまず財源を工面しようと行財政改革を行ったと話す。議員定数や交付金の削減によって財源を確保し、出産祝い金や育児支援金、医療費の無償化などを行っている。何が一番大切か、将来に向けて支援が変わらないということが安心感になるとのこと。
出生率倍増の町から見えたヒント [topic=15850462] 詳細
[ 14:19:32 - 14:22:54 ] 202秒 詳細
岡山県奈義町の子育て支援策を紹介した。関根麻里は町のみんなで子育てをしようという姿勢が理想だ、等とコメントした。サポートがあると思っただけで心の支えになるとのこと。宇治原史規は財源が必要なことには間違いなく、自治体独自の支援策は多いが国主導ではできないのかと指摘。牛田正史は奈義町のケースで重要な点は他の予算を削って子育て支援の予算に充てているということで、比較的規模の小さい自治体だと理解を得やすいが、国レベルになると子育て支援に予算を移すという理解を得ることは難しいのでは、等と述べた。強力なリーダーシップを発揮しないと理解が国全体に広がっていかないとのこと。少子化問題について山本恵子解説員がニュースサイトにて解説している。サイトには画面の二次元コードからアクセスできる。
アイデア続出!”異次元”の少子化対策 [topic=15850463] 詳細
[ 14:22:54 - 14:27:53 ] 299秒 詳細
みらい子育て全国ネットワークが異次元の子育て政策王座決定戦を行った。インターネットを通じて「異次元の子育て政策」のアイデアを募集し投票でナンバーワンの政策を決める。希望ロケット打ち上げは子育て専門地域を作り地域内では現金流通は禁止、物財配給を行う。子どもは中学卒業と同時に海外留学し保護者は日本にとどまるか一緒に移住し職を探す。インターンは全国民に育児を実体験してもらう教育を政策として義務化する。人々が子供の発達に触れる機会を公的に確保することにより自発的に社会が子育てに関わる土壌を作る。関根さんはおしりふき無料を提案した。井上さんはコンビニ保育園を提案した。宇治原さんは長期休暇の義務化である。
高校生が考えた”異次元”の少子化対策 [topic=15850464] 詳細
[ 14:27:53 - 14:32:03 ] 250秒 詳細
高校生らは2次元で少子化対策をするや、月の残業は40時間まで等が挙げられた。
高校生が考えた”異次元”の少子化対策 [topic=15850465] 詳細
[ 14:32:03 - 14:34:39 ] 156秒 詳細
宇治原さんは高校生が政治家になるのは今のルールでは難しいなどと話した。
大阪 茨木市 孤立する親子に寄り添う支援 [topic=15850466] 詳細
[ 14:34:39 - 14:42:01 ] 442秒 詳細
大阪府・茨木市ではひとり親世代などの子育て家庭に食料や日用品を無償提供するフードパントリーを行っている。人員はボランティアで物資は取り組みに賛同した企業や家庭が準備し、市が配布場所を用意している。この活動の狙いは人同士をつなげて孤立を防ぐことで、シェアハウスの提供なども行っている。
子育て不安から”安心”へ 支える人の大切さ [topic=15850467] 詳細
[ 14:42:01 - 14:45:21 ] 200秒 詳細
スタジオでは「安心して子育てが出来る環境が欲しいのでこの取り組みは共感できる」、「個人の取り組みだけでなく安心した子育てが出来る環境を作っていかなければならない」などの感想が出た。

(エンディング) [corner=10349570]
エンディングトーク [topic=15850468] 詳細
[ 14:45:21 - 14:48:00 ] 159秒 詳細
今日の感想として「少子化対策はどのイデオロギーでも方向性は変わらないと思うので政治の力で解決してほしい」、「今日紹介した取り組みを国会でも参考にしてほしい」などの声があがった。