番組パラグラフ詳細
TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240630 > エピソード: 1726009 > コーナー:xxx > トピック:xxxx > パラグラフ: 22469763
パラグラフ
パラグラフID | 22469763 |
---|---|
コンテキストID | 19677181 |
放送時刻From | 2024-06-30 21:29:55 |
放送時刻To | 2024-06-30 21:41:49 |
WireAction更新時刻 | 2024-07-01 00:35:01 |
非表示フラグ | 0 |
パラグラフテキスト | 東京大学名誉教授の吉田さんは女児が殺害された今市事件で弁護側の証言を依頼された。今市事件の二審で、吉田さんは遺体の発見現場で殺されたのかという争点に改めて挑むことになった。吉田さんは血痕学の権威であるドイツの法医学者に意見を求めることにした。捜査資料を翻訳して送ると、血溜まりはなく一番大きな血痕で数ミリリットルだという見解が届き吉田さんは殺害現場ではないと確信した。次に、事件当時の血痕の状況を科学的に実証するために本物の血液を斜面に撒いた。検察は土に染み込んだ可能性もあると主張していたが、一昼夜がたっても血液に変化はなく染み込んでもいなかった。また落ち葉には酸化鉄が含まれており、ルミノール検査薬が反応して光ることがわかった。吉田さんが法廷で証言すると、裁判長は検察に「訴因変更を請求する予定はありますか」と尋ね検察は「検討して速やかに回答します」とした。その後、検察官は殺害現場と殺害時刻に関してそれまでの起訴内容を変更する手続きを行った。被告を犯人としたまま、殺害現場は栃木県内か茨城県内またはその周辺、殺害時刻は1日午後2時38分頃から2日午後4時頃までの間と大きな幅をもたせた。二審の判決は再び無期懲役で、裁判長は吉田さんの主張を踏まえて山林が殺害現場とは言えないとした。そのうえで殺害現場に関しては被告が虚偽の自白をした疑いがあると指摘し、一方で殺害したという自白そのものは信用できると判断した。2020年に無期懲役が確定したが、弁護団は再審請求を準備している。 |
タグ
id | paragraph_id | kind | name | name_company | m_word_name |
---|---|---|---|---|---|
65093771 | 22469763 | company | 東京大学 | ||
65094245 | 22469763 | company | 東京高裁 | ||
65094258 | 22469763 | area | ドイツ | ||
65094283 | 22469763 | name | 周防正行 | 該当なし | 周防正行 |
65094351 | 22469763 | area | 常陸大宮市(茨城) | ||
65094352 | 22469763 | area | 今市市(栃木) | ||
65094415 | 22469763 | name | 勝又拓哉受刑者 | 該当なし | 勝又拓哉 |
CloudSearch格納データ
scene_bodyに記載の文字がキーワード検索の対象id | wa22469763 |
---|---|
episode_id | 1726009 |
article_title | NHKスペシャル / 法医学者たちの告白 / 告白3 吉田謙一 ”無視される”法医学 |
scene_body | 法医学者たちの告白 # 告白3 吉田謙一 ”無視される”法医学 # 東京大学名誉教授の吉田さんは女児が殺害された今市事件で弁護側の証言を依頼された。今市事件の二審で、吉田さんは遺体の発見現場で殺されたのかという争点に改めて挑むことになった。吉田さんは血痕学の権威であるドイツの法医学者に意見を求めることにした。捜査資料を翻訳して送ると、血溜まりはなく一番大きな血痕で数ミリリットルだという見解が届き吉田さんは殺害現場ではないと確信した。次に、事件当時の血痕の状況を科学的に実証するために本物の血液を斜面に撒いた。検察は土に染み込んだ可能性もあると主張していたが、一昼夜がたっても血液に変化はなく染み込んでもいなかった。また落ち葉には酸化鉄が含まれており、ルミノール検査薬が反応して光ることがわかった。吉田さんが法廷で証言すると、裁判長は検察に「訴因変更を請求する予定はありますか」と尋ね検察は「検討して速やかに回答します」とした。その後、検察官は殺害現場と殺害時刻に関してそれまでの起訴内容を変更する手続きを行った。被告を犯人としたまま、殺害現場は栃木県内か茨城県内またはその周辺、殺害時刻は1日午後2時38分頃から2日午後4時頃までの間と大きな幅をもたせた。二審の判決は再び無期懲役で、裁判長は吉田さんの主張を踏まえて山林が殺害現場とは言えないとした。そのうえで殺害現場に関しては被告が虚偽の自白をした疑いがあると指摘し、一方で殺害したという自白そのものは信用できると判断した。2020年に無期懲役が確定したが、弁護団は再審請求を準備している。 # 東京大学 東京高裁 # 吉田謙一 |
publish_start_date | 1719748800 (2024/06/30 21:00:00) |
local_name | kanto |