パラグラフテキスト |
昨年7月に全国6劇場で公開された映画「ガザ 素顔の日常」を紹介。ガザの日常をおさめたドキュメンタリー作品でテーマは「あなたの全く知らないガザ地区へご招待!」内容は悲惨なものだけではなくガザ地区が温暖で花やイチゴの名産地であったりビーチには老若男女が訪れて若者はサーフィンを楽しむ姿が紹介されている。リバイバル上映希望の映画館が相次ぎ11月からは関東でもリバイバル上映が予定されている。この作品の制作に参加していたハンマーシュ氏は海外メディアの依頼を受けて戦闘状態の中にあるガザ地区の現状を毎日取材している。そんなハンマーシュさんがインタビューに答えてくれた。現状で燃料がある家は無く太陽光パネルを設置している家で皆が充電してもらっている。ノートPCは充電切れで携帯電話をフル充電できたのは今月7日以降で1回だけということ。ガザ内で唯一の発電所は燃料不足で稼働停止となっている。イスラエル側は燃料が枯渇すればハマスは地下に潜伏できなくなるとの考えからガザへの燃料の搬入を拒んでいるとみられている。次に“水”については、水が欲しければ行政への申請が必要で水が無いことを示し登録することで3~4日後にもらえるらしい。海水の淡水化装置は停電で作動せず、空爆のため給水車による配水もできない。地下水の供給も通常の5%まで激減している。住居については避難民が流入した南部の町では人口が倍に膨れ上がった。町に避難者を支える用意はなく毎朝早くにパン店に並ぶことが日課だが手に入るパンはわずかだそう。 |