パラグラフテキスト |
ネタニヤフ首相は「ガザ地区を実効支配するハマスとの戦闘が第二段階に入った。長く激しいものになる。これは2度目の独立戦争だ」と発言。第二段階の目標はハマスの軍事・統治能力を破壊し人質を取り戻すこと。高橋先生は「カタールが間に入り話はしているが。ネタニヤフさんの演説はヘ国内向けと国際向けに使い分けている。政治家としては巧み。」などと話した。ネタニヤフ首相はまだ本格的な地上侵攻を開始したとは明言をしていない。理由はガザの人道状況が悪化し国際的な非難の声が高まっていること、アメリカに配慮した可能性。もともとアメリカはバイデン大統領が「イスラエルの安全補償に対する私の政権の支援は強固で揺るぎない」と語り、全面的な支援を表明していたが、アメリカの下院議会ではハマスへの非難を決議した際、10議員が反対。そのほとんどが与党・民主党議員だった。ラミレス下院議員は「パレスチナ市民への「集団的懲罰」を支持することも容認することもできない」と言っている。またCNNの調査によるとイスラエルのハマスへの反撃について「正当だと思う」という人は65歳以上は93%だが若い世代の間では57%だった。イスラエル国内では人質の交渉を求めるデモが出てきた。それが政府への圧力になっている。さらにネタニヤフ首相と人質の関係者が面会し、イスラエルが拘束しているハマスのメンバーとハマスが拘束する人質の身柄交換を検討すべきだと主張している。さらに地上侵攻に至らない背景としては最近の世論調査で49%が人質解放のために地上侵攻を延期すべきだと回答している。イスラエルは明言はしていなくても既にガザ北部に侵攻しているのではないかと見られている。今月25日、地上部隊を連日投入し、30日イスラエルの報道官が600の標的を攻撃したと言っている。さらにイスラエルの新聞によると建物の上でイスラエル国旗を掲げる兵士の動画があり、それが北側の教会から3km侵入した地点と特定。さらに東京大学大学院の渡邉英徳教授は「車両が通行した跡が確認できる。28日にかけてイスラエル軍が進軍した際にできたものでは。本格的な地上侵攻の兆しだと思われる」と指摘。戦闘車両が進軍した痕跡もある、などと伝えた。 |