パラグラフテキスト |
ピンクパンサーによる強盗事件が日本で初めて発生したのは2004年3月5日だった。それは白昼堂々の犯行だった。東京・銀座の宝石店で35億円相当が奪われた。史上最高の被害額となっている。当時、この強盗事件の捜査にあたった捜査員に話を聞く事が出来た。庄崎祐子管理官は「生々しい現場だったと思う。」等とコメントした。班員は外国人の男2人組だった。2人は客を装い店に現れ、男は店員に催涙スプレーをかける等してハンマーでショーケースを割り貴金属を奪って逃走した。その後、事件が巧妙に計画されていた事が分かった。この事件は実際、4人組の犯行だった。犯人らは事件の2週間前に来日し、銀座周辺で宝石店を物色して回った。防犯カメラには恋人同士を装って店を訪れた犯行グループの姿が映っていた。下調べの結果、店の3階にある会員専用フロアに約30億円のネックレスが置いてある事を知った。男らは裕福な観光客を装い銀のスプーン等を購入した。犯行当日、男2人が店に現れた。1人が店員と会員専用フロアに向かった。この時、3階には店員が1人しかいなかった。庄崎祐子管理官は「手際がいいと思う。」等とコメントした。男はネックレス等総額35億円を奪った。 |