パラグラフテキスト |
札幌・ススキノのホテルで男性が殺害され頭の部分が持ち去られた事件で、逮捕された29歳の女と男性が事件前にトラブルになっていたとみられることがわかった。田村瑠奈容疑者と父親で医師の修容疑者、母親の浩子容疑者の3人は今月1日深夜から2日未明にかけてススキノのホテルで刃物のようなもので62歳の男性の遺体の首を切断して頭の部分を持ち去った疑いがもたれている。警察は3人の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると瑠奈容疑者が男性とのトラブルを抱えていたとみられることが分かった。事件前に瑠奈容疑者と修容疑者は、自宅から約10分離れた量販店でのこぎりとスーツケースを購入していた。捜査本部は修容疑者が準備段階から計画に関わっていた可能性があるとみている。事件当日に修容疑者は車で瑠奈容疑者を現場のホテルの近くまで送迎し犯行を手助けした可能性もあり、捜査本部は修容疑者の車も調べている。事件当日の付近の防犯カメラには押収した車と特徴の似た車に2人とみられる人物が乗っている様子が映っていたとしている。父親の修容疑者は精神科医として働いていた。今月2日の事件発覚以降は自宅のガレージに白い布のようなものがかけられていた。そしてこの自宅から一部が腐敗した被害者男性の頭部が見つかった。歯型などから死亡した男性物のものと確認された。瑠奈容疑者が男性との間で抱えていたとみられるトラブルで、捜査本部は修容疑者と浩子容疑者が娘が抱えるトラブルを把握したうえで犯行に関わったとみて調べている。 |