パラグラフテキスト |
タイ北部にある大学で、学生たちと一緒に山登りをするなどして親しまれていた犬が、3年前に道路脇で無惨な姿で死んでいるのがみつかった。25日、チェンマイ県の裁判所は男に動物保護法違反で6か月の実刑判決を言い渡した。判決が出ると、集まった人々は「3年間待ってようやく正義が下された」と抱き合って喜びに沸いた。動物保護法違反で執行猶予なしの実刑判決が出たのは今回が8例目。窃盗容疑については、証拠不十分で不起訴となっている。被告人は、日本円で約60万円を支払い保釈されたが、判決を不服として控訴する方針。飼い主だった男性は、「自分たちは深い絆で結ばれていた。こんなに沢山の人に愛されて幸せな犬だった」などと語った。この日は判決を聞くために、全国からたくさんの愛犬家が集まった。大学のキャンパスで、学生や職員たちから愛されていた犬が姿を消したのは2020年5月4日。そして3日後に道路脇で死んでいるのが見つかった。学生と動物愛護団体が協力して犯人捜索にあたり、警察官が被告を突き止めた。被告は、バイクで遊びにつれていこうとしたら事故を起こしそのまま道路脇に放置したと述べ犯罪性を否定したが、判決は有罪だった。 |