パラグラフテキスト |
ビッグモーターの保険金不正請求問題についてのトーク。ビッグモーターは、修理を依頼された車にわざと傷をつけるなどして、保険金を水増し請求していた。故意に車を傷つけた行為は、器物損壊罪にもあたりうる悪質な行為だと指摘され、水増し請求については、保険金詐欺にあたるとの指摘も出ている。去年1月ごろに、問題について内部告発があったが、兼重社長らは、告発は誇張されたものだという先入観のもと、真摯に調査する姿勢を示さなかった。2018年頃には、全国の整備工場で、前倒し計上など不適切な会計処理があり、経営陣もそれを認知していたという。調査報告書では、こうした不正について実態調査をしなかったことが保険金不正の横行につながったと指摘している。保険金の不正請求によって、等級が下がり、保険料が上がったという利用者も出てくる。損保各社は、顧客に対し、保険を使わなかったことにして、下がった等級を戻したいか意向を確認している。こうした行為が繰り返されれば、全体の保険の支払金額が増え、将来的に保険料率の上昇を招きかねないという。修理に出す際には、車の状態を事前に把握し、工場で、従業員と一緒に指差し確認をすることが重要だ。齋藤は、信用できる人間からの直接の口コミをもとに、信用できる業者を選ぶことが重要だなどと話した。 |