パラグラフテキスト |
満島ひかりがルーヴル美術館を離れ訪れたのは、版画工房 Idem Paris。約150年の歴史ある工房で作られているのは、平らに研がれた石灰岩にクレヨン等で描いた紙を水と油の反発作用を使いプレス機に紙で印刷するリトグラフ。石版は削って何度も使用するため、歴史的アーティストが使用した可能性もあるという。歴史ある工房の次に向かったのは、59リヴォリ。1999年3人のアーティストが不法占拠し社会問題に発展するも、2001年市民の後押しでパリ市は滞在を許可し、現在では新進気鋭アーティストの約30人の共同アトリエとなっている。中は様々な国のアーティストがアトリエを構えている。日本人アーティストの高本愛は、ニットアーティストとして59リヴォリで制作活動をしている。ユニークなオリジナルニット作品の数々。中でも満島ひかりが気に入ったのは、米ニット。さらに隣のアーティストは香りアーティストのリザさん。食器に盛り付けられたフランス料理の香りがするアートで、ステーキやハム、マスタードなどの香りがするアート。他にも写真アートや、パスタから舌が飛び出すアートなどだいぶ先を行くアーティストが過ごす59リヴォリ。 |