パラグラフテキスト |
先月4日、澤田副学長の代理人によると林理事長は「澤田先生にお退きいただくってことは私たちにとって一番いい方法なんじゃないかなと思っている」「補助金不交付の可能性が非常に高い」「もし澤田先生が役員でいらして役員として事情聴取とかそういうことがマスコミに出ますと恐らく交付が頂けないんじゃないか」と話したという。副学長が「第三者委員会がやめろという結論を出す前に辞めた方がいいということか」と聞くと、林理事長は「はい、私達が自浄作用してるっていうことになると思うんです」と答えたという。副学長が「辞任だと自浄作用にならない」と問うと、林理事長は「私たちでできる限りのことはやったっていうふうにやるべき」と話していたという。和田常務理事は林理事長が解任を提案したとの報道について、解任を求めたのは和田氏自身だとした上で「解任を求めたわけではなく理事の方々に処分を決めていただきたいと申し上げた」と話した。澤田副学長に対し処分を求めた理由については詳細なやり取りを報道機関に流した行為が情報漏洩に当たるとし執行部にいる資格はないとした。本村は「情報漏洩といえば漏洩だが禁止されているわけでもない」「澤田副学長は林理事長との会話を録音しておいたほうが自分のために役に立つと保身のために録音したと思う」などとコメント。大学ジャーナリストの石渡氏は「澤田副学長にしたら所定の手続きをせずに会議を締め出されたのがおかしいと話をしたら辞任と言われたので録音を代理人に託しメディアに流れたという言い分なので、どっちもどっちという印象」などとコメント。野村解説委員は「澤田副学長の言うことを鵜呑みにしてしたというような簡単なことは問題がある」「全体として学生の逮捕を免れたい、少しでも大きな話にしたくないという気持ちがあったんじゃないかと受け取ってしまう」などとコメント。澤田副学長は補助金について言及した林理事長に対し一部メディアで「世間体ばかり気にし事実や真実を無視していると」と批判した。和田常務理事は「学生のために補助金がほしいというのは当たり前」と話している。23日、日本大学への今年度のが私学助成金は全額不交付と決定した。また澤田副学長は一部メディアの取材に「林理事長が私と一緒に仕事をしていこうという気持ちがないんだなというのがわかった 悲しいです」と話した。和田常務理事は「理事会内で話されたことは話さないという取り決めがあったがインタビューなどでお話しになったから誤解が広がってはいけないということで林理事長と話し合いインタビューを受ける許可を得たと話した。石渡氏はすべてはガバナンスの欠如だと指摘した。 |