パラグラフテキスト |
日大アメフト部の薬物事件をめぐり林理事長が澤田副学長に対し解任の検討を呼びかけたとされる問題で、きのう日大の和田秀樹常任理事が取材に応じた。解任を提案したのは自分だと明かした上で、「澤田副学長のルール違反を問題にしているわけであって執行部にいる資格はない」と語った。澤田副学長の代理人によると記者会見のあと澤田副学長は8月23日から9月4日まで理事会などの会議から締め出され、9月4日に林理事長らが澤田副学長に対し辞任するように求めたという。代理人への取材で詳細なやり取りが明らかになっている。林理事長は「補助金不交付の可能性が非常に高いんですね」「もし澤田先生が役員でいらして役員として事情聴取とかそういうことがマスコミに出ますと恐らく交付が頂けないんじゃないかというのがみんなの見立てです」などと訴えたという。澤田副学長は辞任する相当な理由がないと反論したという。今週月曜日、日大に対する今年度の私学助成金が全額交付されないことが決まった。火曜日には理事会で澤田副学長の処分が議題に上がった。原因となったのは林理事長とのやり取りを記録した音声の内容が報道されたことだった。和田常任理事はやり取りを録音したのは澤田副学長で、弁護士を通じて提供させたとみている。北畠被告に自首させれば逮捕されないし証拠不十分くらいの微量だという澤田副学長の言葉を鵜呑みにしてしまったなどと話した。 |