パラグラフテキスト |
今月2日、すすきののホテルで北海道・恵庭市の男性の首が切断され頭部が持ち去られた事件。田村瑠奈容疑者と父・修容疑者に加え母・浩子容疑者が死体損壊などの疑いで逮捕された。今朝、容疑者3人の自宅では警察が大型トラックを停め家宅捜索を行った。これまで死亡男性の頭部は行方が分かっていなかったが、3人の自宅から一部腐敗した状態の頭部が発見されたことが新たに分かった。自宅のどこにあったかは不明だが、瑠奈容疑者と修容疑者に加え浩子容疑者も自宅に頭部があったことを知っていたとみられている。近隣住民は逮捕数日前の修容疑者について「車の中でご飯を食べていた。車庫に停めるけど家に入らない」と話した。精神科医として札幌市内の病院に勤務していた修容疑者。動画サイトでは心の健康について語っていた。修容疑者の元同僚は「患者さん思いだった。すごく真面目。コミュニケーションをとる上で口調が変わっているというか雰囲気が変わっている。冷たいまではいかないけど話し方に特徴がある」と話した。近隣住民は今年家族から年賀状をもらったという。添えられた手紙には相手を気遣う言葉が。瑠奈容疑者について近隣住民は「小学校の時から不登校。中学校も行ってなくて自立できるのかなって」と話した。瑠奈容疑者は亡くなった男性と知人関係で男性と2人でホテルに入ったとみられている。防犯カメラには男性と共に部屋に入る黒い大型のスーツケースを手にした姿が。関係者によると、浴室以外は使われた形跡がほぼなし。入室から約3時間半後に部屋から出てきたのは瑠奈容疑者とみられる人物のみ。入室時の白っぽい服装から退出時は黒っぽい服装に。入室時には見られなかったリュックを服の下に隠すように背負っていたという。捜査関係者によると、瑠奈容疑者と修容疑者は事件前に札幌市内の商業施設でスーツケースと刃物のようなものをそれぞれ別の日に購入していたという。警察は瑠奈容疑者がホテル内で男性を殺害した疑いも視野に捜査するとともに修容疑者と浩子容疑者が事件にどう関与していたのかも捜査している。 |