パラグラフテキスト |
札幌・ススキノで頭部なしの遺体が発見された事件。佐々木氏は「計画的な犯行な上で工作もかなり綿密にやっているのでは」等と指摘。被害男性の致命傷は体への刺し傷。死後に首を切断したとみられている。身を守ろうとした際にできる防御創なし。客室に争った形跡もなかった。客室のベッドはほぼ整えられた状態で入室後間もなく殺害されたとみられている。被害男性とホテルに入室した同行者は女性のような服装で黒っぽい帽子・マスクを着用。犯行道具を持参していたとみられている。約3時間半後に同行者は入室時とは違う上下黒っぽい服装でリュックのようなものの上から上着を羽織っていた。逮捕された田村修容疑者について警察はホテルに入っていないとみている。犯行後に車で娘・瑠奈容疑者を送迎した可能性も含めて捜査している。2人は死体損壊・死体領得・死体遺棄の疑い。そして母・田村浩子容疑者も同じ容疑で関与しているとみられている。佐々木氏は「今回の犯罪を3人で共謀して共に犯罪を実行するという意志があった上で実行犯が瑠奈容疑者1人だとしても意志の上で3人が動いているので共犯になる。車の送迎については犯罪の事実を知らないと送迎するだけでは共謀共同正犯にはならない。修容疑者は死体損壊・死体領得・死体遺棄をする意志を持って瑠奈容疑者をホテルに送迎したのでは」等と指摘。八代氏は「凶器を買いに行ったということが本当に殺害に用いる凶器として買いに行ったという取材の通りであれば共謀共同正犯は成立する可能性がある。浩子容疑者は状況を聞いて協力するという意志を形成したのであれば共謀共同正犯関係になることは可能」等とコメント。修容疑者は札幌市の勤医協中央病院で精神科の科長として勤務している。精力的に社会活動にも取り組む精神科医だった。病院は「私どももまったく事情が分からない状況でただ驚いているところです」とコメント。40年来の友人という精神科医の男性は「真面目で仕事熱心。常に弱者の味方だった。彼が医師免許を失うことになれば社会の損失だ」と話している。そして家のガレージに停車されている車について、今月18日の深夜にエンジンをかけた状態で修容疑者の車が停車し後ろからガサゴソと物音がしたという証言も。捜査関係者によると、昨日の家宅捜索で人間の頭部が発見。 |