パラグラフテキスト |
ここからは元大阪府警・刑事の中川正純さんに話を伺う。3週間経ってからの逮捕について中川さんは「私は少し時間がかかってしまったと思う。被害者の所持品がすべて持ち去られていたので、身元特定や捜査がしづらかったんだと思う。携帯なども持ち去られていたので時間がかかったのだと思う。計画的な犯行。周囲からの聞き取りや防犯カメラのリレー捜査などを総合的に判断して逮捕したということ。リレー捜査とはいまは街なか至る所に防犯カメラがありますが、被害現場を中心に被害者と容疑者はどうやって現場に来たのか=前足というが、これを逆にたどっていくんです。それから今度は事件が起こってから逃走する時に容疑者がどのように逃げたいったのか=後ろ足というが、それを捜査していった」などと説明した。父親に関しては「事前に情報を知っていたかが重要になる。全く何も知らずに送迎だけを頼まれていったならタクシーと同じなので無罪。今度は事件を起こしてから『殺人を犯してしまったので迎えに来て』ということなら犯人隠避・蔵匿になる。でも親族は免除されているので無罪。そうではなく死体行きや損壊などで逮捕されているということなら、事前にきっちりと情報を知っていて、父親も大きな関わりがあったとわかっているということ」などと話した。今後の捜査で重要となるのが被害者と容疑者の関係性や共謀した2人の役割など。また、被害男性と過去にトラブルがあったかなど。 |