パラグラフテキスト |
事件発生から約3週間、きのう急展開を迎えた札幌・すすきののホテルで発生した殺人事件。死体遺棄・死体損壊などの疑いで逮捕されたのは札幌市の田村瑠奈容疑者(29)と田村修容疑者(59)。この2人は親子で父・修容疑者は精神科の医師で、同居していたという。動画サイトでは心の健康について語っていた。逮捕された田村瑠奈容疑者と亡くなった62歳の男性は知人関係だった。事件現場となったのは札幌市随一の歓楽街・すすきののホテル。遺体が発見される前日の午後10時半頃、被害者の62歳の男性は何者かと待ち合わせをしこのホテルへ。防犯カメラには男性とともに部屋に入る黒い大型のスーツケースを手にした人物が。その後、フロントに女性とみられる声で「1人で先に出る」という趣旨の電話があったという。入室から約3時間半後、部屋から出てきたのは一緒にいた人物のみ。入室時は白っぽい服装だったが、退室時には黒っぽい上下、女性とみられる服装でスーツケースを手に持ち、入出時には見られなかったリュックを服の下に隠すように背負っていたという。午前11時のチェックアウトの時間を過ぎてももう1人が出てこなかったため、数時間後ホテル関係者がやむを得ず部屋に入ると「浴槽にうずくまった人を見つけた。前かがみになっていたので、首が切断されていたことには気づかなかった。体や風呂場に血が飛び散った様子はなかった」とのこと。司法解剖の結果、首を切断されたのは亡くなった後とみられており、死因は出血性ショック。体には首以外にも致命傷とみられる刺し傷もあったが、防御創はなかったという。また、体内からアルコールが検出され酒を飲んだ後に殺害されたとみられている。警察は一緒にいた人物は被害者と知人関係にあった瑠奈容疑者とみており、父・修容疑者はホテルには入らず車で送迎する役割だった可能性もあり捜査している。 |