| パラグラフテキスト |
大阪・千里中央をぶらり歩きする八光さんはおしゃれな帽子をかぶっている男性に声をかける。男性は放送局の社長だったといい、きょうは勉強会のためにここを歩いているという。勝部さんの案内で「千里ニュータウンＦＭ放送」を訪問できることになった。勝部さんは総務省が許可した電波免許を取得し放送をはじめたという。竹やぶで電波をさがすところからはじめていったといい、2007年に「千里ニュータウンＦＭ放送」を開局した。平日毎朝生放送を届けている。元フリーアナウンサーの向井さんら5人で運営。勝部さんは社長を引退し顧問として活動している。アナウンサーをあきらめた人たちに挑戦してもらいたいと開局し「千里ニュータウンＦＭ放送」の平均年齢は54歳。なかには92歳の方も活躍している。勝部さんは地方の出身で言葉で笑われたことがあり、訛りをなおそうとしたそうだ。吉本興業に入るために大阪にでてきたが面接で「うちのタイプではなく銀行員タイプ」といわれ断られてアナウンサーの道をすすんだという。人脈があったことでフリーアナウンサーとして活動をはじめた勝部さん。しかし7年経って表にたつのは好きではないと思い、自分より人をうりたいといい、放送局にアナウンサーを派遣するプロダクション「MC企画」をスタートさせた。現在200人以上が在籍しているMC企画。指導者としてアナウンサーの育成も行う勝部さん。こだわるのは高齢者が輝くラジオをつくることだ。八光さんは実際に練習方法を勝部さんに実演してみせてもらった。八光は81歳の主婦という生徒さんとあう。時間の余裕ができたときに何ができるかとおもったときに朗読がしたいとはじめたそうだ。 |