パラグラフテキスト |
天皇陛下は2月23日、63歳の誕生日を迎えられた。会見では今年結婚30年を迎える皇后雅子さまへの思いを述べられた。平成5年6月、両陛下が結婚された。皇后さまは結婚する過程で陛下の誠実な言葉に心を打たれたと明かされている。陛下に支えられながら皇室の一員として歩み始め、多くの思い出を紡いでこられた。平成13年12月、長女・愛子さまがご誕生しお二人は家族で過ごす時間を大切にし成長を見守ってこられた。令和を迎え、天皇・皇后となられたお二人。陛下は共に同じ時間を過ごされてきた皇后さまについて「喜びや悲しみなどを分かち合いながら歩んでまいりました」などと述べられた。去年10月には地方訪問が3年ぶりに再開。陛下は皇后さまが公務に体調を整えながら臨まれたと話された。また突然の外国訪問となったエリザベス女王の国葬は負担が大きい中、お二人揃って参列できたことに安堵いたしましたと述べられた。さらに皇后さまが皇室伝統のご養蚕を引き継ぎ熱心に取り組まれていることに触れ「よくやってくれていると思います」と労われた。平成16年から療養が続く皇后さまのご体調について「大きな行事の後や行事が続いた場合には疲れが残ることもある。十分な休養を取ってほしい」などと述べられた。そして陛下は皇后さまへの感謝の思いを言葉にされた。また陛下は4月から大学4年生になられる愛子さまについても話された。去年3月、愛子さまは青年皇族として初めて記者会見に臨まれた。陛下は愛子さまに緊張しないコツは一人一人の目を見て自分の思いを伝えるように話すことだとアドバイスされたという。会見の準備を進められる愛子さまを見守られていたという両陛下。また愛子さまの普段のご様子についても明かされた。秋篠宮さまは2月12日、済生会総会に出席された。明治44年、明治天皇の意向を受け生活に困窮して医療を受けられない人々を救おうと設立された済生会。現在、全国で約400の病院や福祉施設を運営し秋篠宮さまが総裁を務められている。式典では功労賞を表彰された秋篠宮さま。済生会が地域の健康を支える柱としてより一層役割を果たすことを願われていた。 |