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今回で53回目を迎えた全日本総合錦鯉品評会。今回参加する錦鯉の所有者5割が外国人愛好家。日本の養鯉場に預け育てられた自慢の錦鯉1889匹が出品された。大きさや品種など様々な部門に分けられ優勝などが決められる。2019年には2億300万円で取引された錦鯉がこの大会で総合優勝している。今回特別に審査の現場に追跡のカメラが入った。審査員は錦鯉の生産者や販売業者から選ばれた錦鯉のプロ80人。採点基準は大きく3つ。最も重要なのは体型。健康的で力強さを感じるかどうかがポイント。次は色彩。赤・白・黒などが明るく美しく色にムラが無いかが高評価に。最後は模様。前後左右の色のバランスが採点される。タイから参加したエーさんは85cmの変わり鯉という部門で受賞した。イギリスから参加したドナルドさんは体長80cmの大正三色という品種を出品したが、惜しくも部門の準優勝という結果に。取材中、意覚えのある男性を発見。以前取材したタイで巨大な養鯉場を経営しているニミットさん。出品した錦鯉が受賞。わずか12cmと小さな錦鯉だが、色彩や模様の美しさから将来性を買われての受賞となった。受賞したことで将来タイでの販売価格が10倍にもなるという。一方、アメリカから来日したスミスさんとネイマンさん。今回賞はのがしたが、2人にとって錦鯉は愛のキューピットだという。2人は現在、テネシー州で養鯉場を経営。日本から仕入れた錦鯉を販売している。その中でネイマンさんイチオシが緋写りという品種で95cmある錦鯉。5万ドル（約665万円）で販売しているという。ネイマンさんには錦鯉の匠と尊敬する師匠がいる。 |