番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240712 > エピソード: 1728351

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 時論公論
エピソード名 中国で相次ぐ外国人刺傷事件〜垣間見える“ネット世論”のゆがみ
カテゴリ 時事解説
放送時間 2024-07-12 23:30:00 〜 2024-07-12 23:40:00
WireActionデータ更新時刻 2024-07-13 01:39:54

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=15309172]
オープニング [topic=22720490] 詳細
[ 23:30:00 - 23:30:08 ] 8秒 詳細
オープニング映像。

(時論公論) [corner=15309173]
中国で相次ぐ外国人刺傷事件 垣間見える“ネット世論”のゆがみ [topic=22720494] 詳細
[ 23:30:08 - 23:39:38 ] 570秒 詳細
6月24日、中国・蘇州にある日本人学校のスクールバスが下校中の子どもたちを乗せてバス停に到着したところ、突然刃物を持った男に襲われた。迎えに来ていた日本人の母親と一緒にいた子どもが怪我をし、バスに同乗していた案内係の胡友平さんが男を止めようとして数回刺された。病院に搬送されたが、その後死亡した。中国政府は偶発的な事件だとしているが、最近ネット上に反日的な書き込みや動画の投稿が増えていたことと関係があるのではないかという見方が出ている。事件後もバスの案内係は日本のスパイなどと胡友平さんを中傷する書き込みが見られた。現地の日本人社会では不安が広がっており、外出する際に大声で日本語を話さないようにしている人もいるという。この事件の後、中国の大手ネット企業は反日感情をあおる投稿を取り締まると発表。これは中国政府がネット上の反日世論によって犯罪増加につながる恐れがあると見ていることを示している。放置すれば、日本企業が撤退したり、投資を減らしたりする可能性もあり、低迷している中国経済に大きな影響を与えかねない。反日世論の背景には「反日的投稿は規制の枠外」「経済の低迷」「習近平指導部の強硬姿勢」「SNSの発達と動画ビジネス」などがある。強硬姿勢に乗じて日本たたきが強まる限り、根本的にネット世論を変えるのは難しい。しかし、大多数の中国の人たちはメディア環境に影響されず、“歴史は歴史”“政治は政治”と仕事・観光旅行・友人の交流などには関係ないと受け止めている。6月30日、日本在住の中国人有志200人が集まり、亡くなった胡友平さんの追悼会を開いた。出席者は子どもを庇わなかったら日中関係が大変なことになっていた、私たち中国人も守ってくれたなどと話した。