番組詳細

[ 21:00:00 - 21:03:11 ] 191秒 詳細
日本を代表するやけど治療の医師・上田敬博は現在、鳥取大学医学部附属病院の教授として高度救命救急センターに務めている。2019年7月18日、京都アニメーションにある男がガソリンをまき、火を放った。これによりクリエーターなど36人が死亡した。火を放った男も全身に重度のやけどをし瀕死の状態だった。この男の治療を担当したのが上田医師だった。

[ 21:03:11 - 21:05:00 ] 109秒 詳細
島崎は16年ぶりの出演だという。川西は布団を洗濯機で選択したら大洪水になったという。桜田はよく集合時間を1時間早く間違えてしまうと話した。

[ 21:05:00 - 21:06:22 ] 82秒 詳細
2019年7月18日、上田医師は夜勤明けだった。ラジオで京アニの事件を知り、当時近畿大学病院「熱傷センター」に勤務していた上田医師は被害者たちが運ばれたと思われる病院に連絡した。

[ 21:06:37 - 21:12:56 ] 379秒 詳細
上田医師は日本熱傷学会から被害者のいる病院をまわってほしいと言われた。目的は被害状況の確認と医師たちへのアドバイスだ。すると、全身がIII度熱傷の患者がいた。やけどは重症度に応じてI～III度に分けられ、I度熱傷は表皮だけ、やけど部分が真皮に至るとII度熱傷になり、皮下組織にまで及ぶとIII度熱傷となる。その患者こそ多くの命を奪ったと思われる男だった。男の状態は患者の中でも特に悪く、助かる可能性はゼロに等しかったが、このまま命を落とせば事件の真実を語る人がいなくなる。上田医師はこの男を死なせるわけにはいかないと思った。こうして上田医師は志願した6人の医師や看護師たちと治療にあたることになった。

[ 21:12:56 - 21:17:28 ] 272秒 詳細
事件から2日後、男はドクターヘリで上田医師のもとに運ばれてきた。男は全身の90％以上にIII度熱傷があり、意識不明の状態だった。全身やけどではのどや胸の治療が最優先となる。やけどで腫れて気道が塞がる危険や、胸の皮膚が固まることで呼吸できなくなる危険性があるからだ。III度熱傷が全身の15％以上あるだけで死亡する可能性がある。熱傷部分が広範囲になると血管内からどんどん水分が漏れ、血流不全を起こして死に至る。そのため、常に血管に輸液を入れ血流を維持し続けなければならなかった。そうした上京でやけどをした皮膚の除去が行われた。やけどにより皮膚が壊死すると、そこから細菌が侵入し敗血症など重大な感染症を引き起こす可能性があった。やけどした皮膚をはぎ、新たな皮膚をつくる意外に男を救う方法はなかった。皮膚を切除すると急激に体温が低下するので、少しずつ皮膚を切除する必要があった。失った真皮は自分では生成できないため、人口真皮を入れ代用した。

[ 21:17:28 - 21:22:51 ] 323秒 詳細
転院した夜に殺人などの容疑で男に逮捕状が出された。罪のない人たちが突然命を奪われた理由を明らかにする唯一の手段は自分の治療にかかっていた。京アニ放火殺人事件の約2か月前、川崎市登戸で起きた無差別殺傷事件では加害者もその場で死亡し動機不明のまま捜査が終了した。上田医師は迷宮入りだけは防ぎたいという気持ちだった。医師を目指したのは父の影響で、近畿大学医学部に進学し、その在学中に阪神・淡路大震災が起きた。上田は医療支援のボランティアとして被災地で支援活動を行った。

[ 21:24:51 - 21:29:56 ] 305秒 詳細
父の影響で医療の道に進んだ上田医師が研修先に選んだのは神戸の病院だった。その初日、救急搬送されてきた心肺停止のの患者の命を救えず、そのショックから自ら救命救急センターを希望することになった。2001年の附属池田小学校で起きた無差別殺傷事件で上田医師は被害者の救命医療にあたっている。さらに、福知山線脱線事故でも多くの救命にあたった。やがて熱傷治療の大事さや危険さを経験していた上田医師がはその道を選ぶことになる。1回目の手術から数日後、前回と同じような処置が行われた。人口真皮だけでは漏れ出る体液を止めることはできない。一般的にやけどで皮膚を移植する際、本人の健康な皮膚を切除し移植する。だが、男には健康な皮膚がほぼ残っていなかった。スキンバンクは使用せず、治療は自家培養表皮を使うことにした。健康な皮膚を少量取り、表皮細胞を増やしてシート化し移植することができる。上田医師は日本でいち早く自家培養表皮で治療を行った医師の1人だ。男には8平方cmの健康な皮膚が残されていた。完成までの4週間、最悪でも命をつなぎとめなければならない。

[ 21:29:56 - 21:31:06 ] 70秒 詳細
自家培養表皮は2009年に保険適用され、3週間ほどで自分と同じ細胞を持つ皮膚シートが完成するという。上田医師は全身管理をするプロフェッショナルで、今回の手術を託された。

[ 21:31:06 - 21:38:06 ] 420秒 詳細
転院して4日、男の意識が戻った。「なぜ容疑者を治療するんだ」といった治療に対する批判的な声が寄せられたが信念は揺らがなかった。病院は万が一に備え警備体制を強化した。いつ急変するか心配で2時間以上眠れず、連日病院に泊まり込むことが多くなった。懸命の治療を26日間行い、自家培養表皮が届いた。自家培養表皮により細菌から身を守れるだけでなく、体液が漏れ続けることに歯止めがきくようになり血圧の回復が望める。治療を開始して48日、男は危機的状況から脱した。その数日後には声が発せるまでにお回復した。10月24日、最後の手術が終了した。11月14日、男は最初の病院へ転院した。上田医師は転院後も男の状態の確認を続けた。2020年5月27日、警察は青葉真司を逮捕した。2023年9月5日、青葉被告は裁判で証言した。

[ 21:40:36 - 21:43:37 ] 181秒 詳細
重度のやけどをした男を懸命の治療で回復させた上田医師。上田医師の治療によって事件の動機が判明した。2024年1月25日、京都地方裁判所は青葉被告に責任能力はあると認め死刑を宣告した。弁護側は控訴、現在も裁判は続いている。事件の後、鳥取大学医学部附属病院の高度救命救急センターの教授に就任した上田医師。

[ 21:43:52 - 21:46:33 ] 161秒 詳細
やけどに限らず様々な救命医療に取り組む上田医師は京アニ事件の2年後、衝撃的なやけど治療に成功している。それは青葉被告よりも重症度の高いやけど患者の治療だった。2021年2月、全身の95％をやけどした男性が鳥取大学医学部附属病院に運ばれてきた。方法はやはり自家培養表皮を使っての治療だった。

[ 21:46:33 - 21:47:16 ] 43秒 詳細
川西は野球肘で半年以上リハビリに通ったと話した。

[ 21:47:16 - 21:47:50 ] 34秒 詳細
鳥取大学医学部附属病院に運ばれてきた男性は全身の95％をやけどしていた。上田医師は京アニ事件の経験から、同じやり方なら助かると信じ1か月かけて10回の手術をした。

[ 21:50:20 - 21:50:32 ] 12秒 詳細
カズレーザーと学ぶの番組宣伝。

[ 21:50:32 - 21:50:35 ] 3秒 詳細
上田と女がDEEPに吠える夜の番組宣伝。

[ 21:50:35 - 21:50:57 ] 22秒 詳細
映画「バジーノイズ」の告知。

[ 21:50:57 - 21:52:00 ] 63秒 詳細
上田医師は京アニ事件で被告を救った経験から全身の95％をやけどした患者の治療に望んだ。6か月後、患者は自分の足で歩けるまでに回復した。

[ 21:52:00 - 21:52:10 ] 10秒 詳細
食べ物でとんでもない目にあったエピソードを大募集。

[ 21:52:10 - 21:52:15 ] 5秒 詳細
TVer・huluで配信。