番組詳細
TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240319 > エピソード: 1704626
エピソード情報
放送局 | NHK総合 |
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プログラム名 | 事件の涙 |
エピソード名 | 娘のいない世界を生きて 〜電通社員・過労自殺から8年〜 |
カテゴリ | 教育教養 |
放送時間 | 2024-03-19 23:00:00 〜 2024-03-19 23:30:00 |
WireActionデータ更新時刻 | 2024-03-20 00:17:27 |
コーナー・トピック・パラグラフ
(オープニング)
[corner=15043356]
今回は...
[topic=22309918]
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23:00:00
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23:02:52
]
172秒
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高橋まつりさんは15年12月、ボーナスで母親を食事に連れていき、12日後に自死した。電通への捜査で、違法残業など過重労働の実態が明らかになり、働き方を見直す議論が社会へ広まった。母親は病と闘うなか、仕事で追い詰められて助けを求めるメッセージが連日、届けられた。
高橋まつりさんは15年12月、ボーナスで母親を食事に連れていき、12日後に自死した。電通への捜査で、違法残業など過重労働の実態が明らかになり、働き方を見直す議論が社会へ広まった。母親は病と闘うなか、仕事で追い詰められて助けを求めるメッセージが連日、届けられた。
(事件の涙)
[corner=15043429]
娘のいない世界を生きて 〜電通社員・過労自殺から8年〜
[topic=22309957]
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23:02:52
-
23:09:33
]
401秒
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首都圏放送センターで東京都政を担当していた佐戸未和記者は2013年夏、31歳で亡くなった。亡くなる前の1ヶ月間の時間外労働は159時間に達し、過労死と認定された。19年には記者の管理職が亡くなり、過労死と認定されている。高橋まつりさんの母、幸美さんは全国各地を周り、娘の足跡を伝えている。中高一貫校に特待生で入学し、大学では複数の奨学金を受けて通っていた。志望した複数の企業の中から、電通に就職。高橋さん親子は趣味の登山をしていたところ、まつりさんは「仕事が辛い」と吐露し、上司からの暴言で精神的に不調を来すようになっていた。15年のクリスマス、まつりさんからメッセージが送られてきた。幸美さんは「死んじゃだめだよ」と電話で伝えたが、4時間後、まつりさんは自ら命を絶った。
首都圏放送センターで東京都政を担当していた佐戸未和記者は2013年夏、31歳で亡くなった。亡くなる前の1ヶ月間の時間外労働は159時間に達し、過労死と認定された。19年には記者の管理職が亡くなり、過労死と認定されている。高橋まつりさんの母、幸美さんは全国各地を周り、娘の足跡を伝えている。中高一貫校に特待生で入学し、大学では複数の奨学金を受けて通っていた。志望した複数の企業の中から、電通に就職。高橋さん親子は趣味の登山をしていたところ、まつりさんは「仕事が辛い」と吐露し、上司からの暴言で精神的に不調を来すようになっていた。15年のクリスマス、まつりさんからメッセージが送られてきた。幸美さんは「死んじゃだめだよ」と電話で伝えたが、4時間後、まつりさんは自ら命を絶った。
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23:09:33
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23:17:26
]
473秒
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16年10月、幸美さんは過重労働の問題を実名で訴えた。川人博弁護士によると、社会の反応は予想以上で、「同じような犠牲がほかにも生じている」などと感じたという。幸美さんは全国で講演を行い、「会社にあなたの代わりはいても、あなたの人生に代わりはいない」などと伝えている。佐戸記者の母である恵美子さんも講演を続け、「仕事で命を落とすなんてもうあってはいけない」と話す。幸美さんは子供に先立たれた親御さんとも交流している。また、職場で悩みを抱える人からのメッセージが届き、返信を続けている。働き方改革が続くなか、過労死は徐々に減っているが、昨年には121人が過労死・過労自殺として労災が認定された。
16年10月、幸美さんは過重労働の問題を実名で訴えた。川人博弁護士によると、社会の反応は予想以上で、「同じような犠牲がほかにも生じている」などと感じたという。幸美さんは全国で講演を行い、「会社にあなたの代わりはいても、あなたの人生に代わりはいない」などと伝えている。佐戸記者の母である恵美子さんも講演を続け、「仕事で命を落とすなんてもうあってはいけない」と話す。幸美さんは子供に先立たれた親御さんとも交流している。また、職場で悩みを抱える人からのメッセージが届き、返信を続けている。働き方改革が続くなか、過労死は徐々に減っているが、昨年には121人が過労死・過労自殺として労災が認定された。
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23:17:26
-
23:29:00
]
694秒
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岡野サキさん(仮名)は憧憬して入社した大企業で上司からの暴言を受け、適応障害と診断されたが、周囲に隠して働き続けた。病状は悪化し、休職を余儀なくされた時、高橋まつりさんの報道を知った。幸美さんとのやり取りを続けるなか、母親のような眼差しを感じたという。22年8月、幸美さんは子宮体がんを患っているとSNSで告知した。8時間に及ぶ手術を乗り越えたが、次に抗がん剤治療が待っているといい、幸美さんは決めきれずにいた。息子の遼太郎さんは「頑張って治療したほうが後悔ないんじゃないか」と伝えた。幸美さんは病院を再訪し、抗がん剤治療に踏み切った。そして、まつりさんが通った母校を訪問し、次世代に語り続ける。
岡野サキさん(仮名)は憧憬して入社した大企業で上司からの暴言を受け、適応障害と診断されたが、周囲に隠して働き続けた。病状は悪化し、休職を余儀なくされた時、高橋まつりさんの報道を知った。幸美さんとのやり取りを続けるなか、母親のような眼差しを感じたという。22年8月、幸美さんは子宮体がんを患っているとSNSで告知した。8時間に及ぶ手術を乗り越えたが、次に抗がん剤治療が待っているといい、幸美さんは決めきれずにいた。息子の遼太郎さんは「頑張って治療したほうが後悔ないんじゃないか」と伝えた。幸美さんは病院を再訪し、抗がん剤治療に踏み切った。そして、まつりさんが通った母校を訪問し、次世代に語り続ける。