番組詳細

[ 10:30:00 - 10:30:13 ] 13秒 詳細
オープニング映像。

[ 10:30:13 - 10:32:01 ] 108秒 詳細
本日のテーマは「メタバースの勝ち筋」について。そもそもメタバースとはネット上に作られた3次元の仮想空間のことを現しており、同時接続でアバターを使用して参加することができる。メタバースの利用経験はアメリカが28.9％と最も高く、日本は最も低い2.8％とのデータが紹介された。入山教授は「世界でメタバースを使っている80％が18歳以下である。人口構成で若い人が多いほうがメタバース利用率が高い。アメリカは日本と比べると圧倒的に若い人が多い。更に、ゲーム以外での用途に成功していないのが現状である」などと話した。竹内アナが「今回は実際にメタバースに取り組む企業の事例を見ていきながらメタバースに成功するためのヒントを探っていく。まずはメタバースに1990年代から挑戦しているあの有名企業を取材した」と話した。

[ 10:32:01 - 10:35:06 ] 185秒 詳細
文房具メーカーとして知られるコクヨ。東京オフィスの1階には製品を実際に試すことができる「THE CAMPUS SHOP」という直営店がある。店内でペンの試し書きをしているのはコクヨ経営企画本部グループリーダーの嶋倉氏である。文房具や椅子などを案内し「中々試すことができない商品がここで実際に使えたりできる」と話した。そんな老舗メーカーが2年前から取り組んでいるのがメタバース空間である。嶋倉リーダーは「我々は元々実際のオフィスを作っている会社だが、メタバースとはどんなものだろうかと興味があって出店を始めた」と話した。実際にメタバース空間に入ってみるとリアル店舗と同じく商品が置かれていて、3D技術によって細部まで正確に再現されている。最大の特徴として商品の普段見れない場所や細かいディテールまで見ることができるので購入する意欲を引き立てることができるのがメリットである。そして買い物を楽しむ感覚を味わえる部分に期待を寄せているという。

[ 10:35:06 - 10:37:22 ] 136秒 詳細
実は「メタパ」と呼ばれる店舗出店アプリで2021年12月にサービスを開始し、現在14店舗が出店しているという。ユーザーはPCやスマホから無料で利用可能とのこと。そんなメタバース空間を手掛けたのが、東京都文京区に本社を構える「TOPPANホールディングス」である。印刷技術で知られる創業120年の老舗企業である。そんなTOPPANがメタバース空間の開発に着手したのが1996年である。当時からユーザー同士がリアルタイムのチャットで会話を楽しめる機能が備わっていた。そんなTOPPANの現在のぎじゅつが体験できる施設「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI」である。内部は12K相当のLEDウォールが映し出されている。TOPPAN本部長の山下氏は「我々が長年培ってきた映像を、実際と同じように表現するカラーマネジメントシステムという技術を使用している」と話した。今後はこうした高精細な色彩技術もメタバースに応用していきたいという。

[ 10:37:32 - 10:38:39 ] 67秒 詳細
TOPPANホールディングス本部長山下氏は当社のメタバースを体験できるコーナーがあると案内した。実際にアバターを作成してメタバース空間に入る体験ができるという。まずは機械に入り、全身の写真撮影をすると40秒でアバターが完成。すると画面内に山下氏の全身アバターが出現した。山下氏は「我々はBtoB企業の支援ということで様々な企業様にこのメタバースプラットフォームを使っていただいているが、新たにBtoBだけではなく一般のユーザーにメタバースを使ってもらうことを目指して、今後技術を発展させていく」と話した。

[ 10:38:39 - 10:42:01 ] 202秒 詳細
メタバースに関するトーク。伊集院さんは「TOPPANは印刷会社のイメージがあったが、今は現実を超えるレベルの解像度を進めているのは意外だった」と話した。また伊集院さんは「かつてLINEが出た時に、音声通話が必要なくなるとは当時思わなかった。TOPPANはもっと凄いものを隠していると思う」と話した。入山教授は「技術はあるが企業が使いたくなるようなサービスを模索している段階でVRゴーグルだと重いので年配の方だと使いづらいのでそのあたりの技術改革も必要」とメタバースの課題について話した。続いてはある方法でメタバースの普及に取り組む大手企業の取材をしたとの案内があった。

[ 10:42:01 - 10:47:22 ] 321秒 詳細
3月7日、多くの報道陣が集まった会場で行われたのはKDDIの新サービス発表会。KDDIはメタバースを中心とした新サービス「αU」を始動した。αUではスマホ上の渋谷を再現したメタバース空間で、アバターとなったユーザー同士が新たなコミュニティに出会えたり、実在のお店を再現したバーチャル店舗で買い物したりできる。いま10代を中心に人気のアプリとなっている。αUは誰もがクリエイターになりうる世界だと館林さんは言う。αUにはNFTという偽造不可な鑑定書付きのデジタルデータが売買可能なマーケットがある。鑑定書によってクリエイターが作ったイラストなどに唯一無二の価値が生まれる。中には27万5000円という高値がついているものもある。他にも人気アーティストを3D化するαU liveという360度自由視点の新たなライブ体験も提供している。メタバースではコンテンツが少ないという問題があるが、参加する人が簡単にコンテンツを生み出せて、初めて入った客が見るもの遊ぶものがたくさんあるという状況になると、より活性化するのではなどと館林さんは話した。αUが特に力を入れているのはユーザーによるライブ配信だ。映像を見るのではなく直接配信者に会いに行けるというのがαUの配信の魅力だと配信者のまめなおさんは語った。

[ 10:47:22 - 10:50:27 ] 185秒 詳細
KDDIの舘林さんにメタバースの勝ち筋について聞く。舘林さんは「正直すごく難しいと思っている」などとした上で、音声や動画を送れるようになった進化でいくと、その先に「インターネットコンテンツの3D化」は当然の流れだと語った。また、3Dのコンテンツを考えた時に触れるなどの体験をする場所として「メタバース」という3Dの空間が必要とも話した。いろんな人が使ってくれるコンテンツが提供できるかについては、「今の若者は慣れてきているので、歳をとっても使ってくれるんじゃないか」と述べ、現実で忙しい大人は明確な目的があるところにしか時間を使えないと思っているなどと話した。今はまだメタバースの空間が「何もなくて何でもできる」状態なので、ゲームを作るなどがユースケースになっているが、「何々をするためにメタバースに行く」という風になって忙しい層にも刺さるようになるのではないかとも語った。

[ 10:50:27 - 10:53:36 ] 189秒 詳細
伊集院さんが、あの渋谷（メタバース）の映画館で雑談しながら映画が観られるのはどうかと尋ねたところ、「自分が好きなコンテンツなどを人に紹介しながら見せるのは面白いユースケースじゃないかと思っている。バーチャル空間でやりたいことがある人たちに材料を渡すことをバーチャル空間の上で準備をしていくと、メタバースができることでできる新しいビジネスが新しいクリエイターの像になっていくのではないか」などと話した。舘林さんにメタバースの勝ち筋を探るというテーマで話をして、入山さんは「メタバースはまだ空き地で、完璧な勝ち筋は見えないけ外部の人たちが入って新しいアイディアを持ってくるのが大事。いろんな人たちが入ってくるとYouTubeに続く全く新しい世界だけど現実世界とも共存できる世界ができてくるかもしれない」などと語った。

[ 10:53:36 - 10:53:43 ] 7秒 詳細
伊集院光のエピローグ

[ 10:56:43 - 10:56:49 ] 6秒 詳細
伊集院光のエピローグ

[ 10:56:59 - 10:58:00 ] 61秒 詳細
メタバースの話を振り返り、実際の球場に行くのがトップだと思うけど、技術を使ってメタバース空間の野球中継ならショートの位置で試合が観られるなどを考えていくと、リアルが一番素晴らしいがリアルを超える面白いものができてくるような気がするなどと締めくくった。