番組詳細
TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20230915 > エピソード: 1666028
エピソード情報
放送局 | NHK総合 |
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プログラム名 | 時論公論 |
エピソード名 | 宇宙基地でのロ朝首脳会談 どこまで軍事協力を深めるのか |
カテゴリ | 時事解説 |
放送時間 | 2023-09-15 04:10:00 〜 2023-09-15 04:20:00 |
WireActionデータ更新時刻 | 2023-09-15 05:32:41 |
コーナー・トピック・パラグラフ
オープニング
[corner=14614167]
オープニング
[topic=21661420]
詳細
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04:10:00
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04:10:11
]
11秒
詳細
オープニング映像。
オープニング映像。
(時論公論)
[corner=14614168]
宇宙基地でのロ朝首脳会談 どこまで軍事協力を深めるのか
[topic=21661421]
詳細
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04:10:11
-
04:14:45
]
274秒
詳細
ロシア極東ボストーチヌイの宇宙基地で4年ぶりにロ朝首脳会談。プーチン大統領は、北朝鮮に宇宙分野でも協力する考えを示唆。金正恩総書記にとってはコロナ後初の海外訪問で、核ミサイル開発の中核をなす側近も同行。総書記は基地見学の歳、北朝鮮として宇宙分野に並々ならぬ関心を持っていることを示した。訪問はなおも継続中で、コムソモリスク・ナ・アムールのスホイ戦闘機製造工場や、ウラジオストクで海軍施設を訪問するなど行うとみられる。専門家は今回の訪問について、両国が綿密に準備した結果だとしたうえで、宇宙以外の分野でも協力が有ると指摘。ロシアは、北朝鮮がウクライナ侵攻を支持していることを高評価。夕食会ではキム・イルソン主席を称えたうえ、第2次大戦末期の日ソ関係等をふまえ、両国の友好関係を強調。労働力不足が深刻なロシアは、北朝鮮から労働力などを得たい考え。北朝鮮も国防五カ年計画の遂行や、中国依存を下げたいなど、両者からは中ロ朝で連携して日米韓に対抗したい思惑がみられる。ロシアとしては、こうした姿勢だけを見せることでウクライナ問題から目をそらさせたい考え。北朝鮮も来年の大統領選挙をにらみ、アメリカの関心を引きたいという考え。
ロシア極東ボストーチヌイの宇宙基地で4年ぶりにロ朝首脳会談。プーチン大統領は、北朝鮮に宇宙分野でも協力する考えを示唆。金正恩総書記にとってはコロナ後初の海外訪問で、核ミサイル開発の中核をなす側近も同行。総書記は基地見学の歳、北朝鮮として宇宙分野に並々ならぬ関心を持っていることを示した。訪問はなおも継続中で、コムソモリスク・ナ・アムールのスホイ戦闘機製造工場や、ウラジオストクで海軍施設を訪問するなど行うとみられる。専門家は今回の訪問について、両国が綿密に準備した結果だとしたうえで、宇宙以外の分野でも協力が有ると指摘。ロシアは、北朝鮮がウクライナ侵攻を支持していることを高評価。夕食会ではキム・イルソン主席を称えたうえ、第2次大戦末期の日ソ関係等をふまえ、両国の友好関係を強調。労働力不足が深刻なロシアは、北朝鮮から労働力などを得たい考え。北朝鮮も国防五カ年計画の遂行や、中国依存を下げたいなど、両者からは中ロ朝で連携して日米韓に対抗したい思惑がみられる。ロシアとしては、こうした姿勢だけを見せることでウクライナ問題から目をそらさせたい考え。北朝鮮も来年の大統領選挙をにらみ、アメリカの関心を引きたいという考え。
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04:14:45
-
04:19:49
]
304秒
詳細
ロ朝が思い描く協力関係は国連安保理の決議に反する。17年9月に北朝鮮が核実験を行った直後、プーチン大統領は記者会見で「制裁は効率的ではない」と述べ、アメリカへの反発が見受けられた。その一方で北朝鮮の挑発行為を非難し、ロシアと北朝鮮を同列に扱わないよう述べ、その月には安保理制裁決議2375に賛成。06年から17年まで、北朝鮮の挑発行為に対して11の制裁決議が採択も、その全てにロシアは賛成し、北朝鮮が核ミサイル計画を放棄するよう要求。武器の輸出入についても厳しい制限を加えている。ロ朝が今後、軍事を含む協力関係を深めることは安保理決議違反となり、安保理決議の形骸化を招く。米国はこうした動きを警戒して制裁すると警告も、ロシアら側もこれに反発。米国は国連総会などで非難や圧力を強めたい考え。中国はロ朝と同列に置かれることは警戒し接近はせずとも、制裁には反対し黙認するものとみられる。10月の一帯一路国際会議にはプーチン大統領も招待。多くのグローバルサウスの国はウクライナ侵攻についても是認はせずとも制裁には消極的で、北朝鮮についても関心が薄い。中ロは、ブリックスにアフリカ諸国などを迎え入れ、アメリカ中心の国際秩序に対抗したい考え。日本などG7各国もこれに対抗しているが、グローバルサウスには反米感情があるだけに難航。G20でもロシアへの直接の非難はされず。
ロ朝が思い描く協力関係は国連安保理の決議に反する。17年9月に北朝鮮が核実験を行った直後、プーチン大統領は記者会見で「制裁は効率的ではない」と述べ、アメリカへの反発が見受けられた。その一方で北朝鮮の挑発行為を非難し、ロシアと北朝鮮を同列に扱わないよう述べ、その月には安保理制裁決議2375に賛成。06年から17年まで、北朝鮮の挑発行為に対して11の制裁決議が採択も、その全てにロシアは賛成し、北朝鮮が核ミサイル計画を放棄するよう要求。武器の輸出入についても厳しい制限を加えている。ロ朝が今後、軍事を含む協力関係を深めることは安保理決議違反となり、安保理決議の形骸化を招く。米国はこうした動きを警戒して制裁すると警告も、ロシアら側もこれに反発。米国は国連総会などで非難や圧力を強めたい考え。中国はロ朝と同列に置かれることは警戒し接近はせずとも、制裁には反対し黙認するものとみられる。10月の一帯一路国際会議にはプーチン大統領も招待。多くのグローバルサウスの国はウクライナ侵攻についても是認はせずとも制裁には消極的で、北朝鮮についても関心が薄い。中ロは、ブリックスにアフリカ諸国などを迎え入れ、アメリカ中心の国際秩序に対抗したい考え。日本などG7各国もこれに対抗しているが、グローバルサウスには反米感情があるだけに難航。G20でもロシアへの直接の非難はされず。