番組詳細

[ 23:35:00 - 23:35:07 ] 7秒 詳細
オープニング映像。

[ 23:35:07 - 23:44:41 ] 574秒 詳細
安間英夫さんが解説。ロシア政府がウクライナ産の農産物と輸出を巡る合意の履行停止を発表した。ウクライナはロシアによる侵攻後、ロシア軍が黒海を封鎖するなどして輸出が滞った。このため、世界的に食糧価格が高騰。去年7月、国連とトルコの仲介でオデーサなどからの穀物の輸出についてロシア側は船の安全を保障することで合意していた。今回、ロシア側は合意で約束された「ロシア産農作物・肥料の輸出の円滑化」などの国連との約束が守られていないなどと主張し、履行されるまで合意に復帰するつもりはないとしている。安間さんはロシアが合意の履行停止を発表した狙いについて「制裁解除に向けた駆け引き」とし、制裁解除に向けた駆け引きに加え軍事的威嚇や攻撃を交え揺さぶりをかける可能性があると語った。ロシアの一方的な履行停止により、再び小麦などの輸出に及ぼす影響に懸念が高まっている。WFPはアフリカ東部を中心に数千万人が飢えに直面するおそれがあると警告しているが、ロシアはアフリカ諸国からの支持のつなぎとめへ向けロシア産穀物の無償提供を表明した。しかしロシア一国だけでアフリカ全土の食糧をまかなえる可能性は低くアフリカ諸国の中にはロシアの対応に失望感を持つ国も出ている。ロシアが合意に復帰するカギは国連のグテーレス事務総長とトルコのエルドアン大統領の仲介にかかっている。