番組詳細

[ 10:05:00 - 10:05:11 ] 11秒 詳細
オープニング映像と挨拶。

[ 10:05:11 - 10:07:31 ] 140秒 詳細
秦剛外相が就任から半年余りで解任され、後任に前の外相で外交を統括する王毅政治局委員が任命された。秦氏の解任の理由は明らかにされていないが事実上の更迭とみられる。14期全人代常務委員会が25日人民大会堂で行われた。趙楽際委員長が主催した。共産党中央の政策を徹底し贈賄などの犯罪を防止処罰するために刑法修正案12草案が審議されることになった。このほか人事任命案も審議された。中国人民銀行の易綱総裁が退任し後任に潘功勝氏が任命された。閉会後、全人代常務委員会は人民大会堂で憲法宣誓式を行った。

[ 10:07:31 - 10:10:44 ] 193秒 詳細
全人代の常務委員会は秦剛氏の退任を決め後任として前の外相で外交を統括する王毅政治局委員を任命した。秦氏を巡っては数週間に渡って動静が公表されておらず動向が注目されていた。秦氏は去年12月に外相に任命されたがここ数週間重要な行事に姿を現さず王毅氏が出席することが続いていた。常務委員会は少なくとも7日前に開催が発表され3～4日続くのが普通だが、今回は前日の発表で1日のみの開催だった。数週間続いた秦氏を巡る憶測に終止符が打たれることになるが、習近平国家主席自らが抜擢した人物とされ異例の早さでの外相就任だっただけに就任7か月での退任は驚きを呼んでいる。退任の理由については共産党内での権力争いなど様々な説が出ている。専門家は何れの説も確信を持てるような裏付けはなく本当のことが判明することはないだろうと指摘している。これまで中国外務省は秦氏の重要行事欠席を健康上の理由だとしてきたが会見で記者がさらなる説明を求めた際には回答せず外務省公式の会見記録から質問が削除されていた。

[ 10:10:44 - 10:14:21 ] 217秒 詳細
秦剛氏は大学卒業後中国外務省に入った。外務省の報道官を合わせて8年あまり勤めて2021年にアメリカ駐在大使に任命される。2022年12月に外相に任命され今年3月に国務委員にも選出された。王毅氏が外相に就任してから5年後に国務委員に選出されたのと比べ異例のスピード出世だった。ニューヨーク・タイムズでは「習首席から最も信頼を得たひとりとしてトップに跳ね上がったライジング・スターが外交官としてのキャリアを終えた。」と伝えている。ウォール・ストリート・ジャーナルは「中国のブラックボックスの政治システムの中で答えよりも疑問を残す驚きの動きだ」と伝えている。今年3月に3期目を本格始動させた習近平体制はゼロコロナ政策で停滞した経済を立て直す中、積極的に外交を展開してきた。今年3月には中東で長年対立してきたイランとサウジアラビアの外交関係の正常化を仲介した。ウクライナ情勢でも仲介に意欲を示している。秦氏は先月18日、北京を訪問したブリンケン国務長官と会談し次は秦氏がワシントンを訪問することで合意したばかりだった。フィナンシャル・タイムズは「指導部の間で習首席の人事や政策に対する疑問符がつく可能性も」と指摘してる。

[ 10:14:21 - 10:16:45 ] 144秒 詳細
ロシアがウクライナ産農産物の黒海を経由しての輸出を巡る合意の履行を停止したことの波紋はヨーロッパにも広がっている。EUはウクライナを支援するため、農産物を陸路でEUを経由して供給しようとしているが、ウクライナ国境に近いポーランドやスロバキアなどはウクライナからの農産物の流入で価格の下落などに苦慮し、流入を制限している。ウクライナはEUの国境を穀物輸出の為に完全に開放するよう求めている。輸入制限の延長は受け入れられない。またヨーロッパらしくもないため、EUは双方とも満足させる解決策を模索している。ウクライナとの連帯とヨーロッパの市場を守るという綱渡り状態が続く。

[ 10:16:45 - 10:19:18 ] 153秒 詳細
ヨーロッパで猛暑が続く中でギリシャでは観光地として知られるロードス島だけでなくほかの島々にも山火事が広がっている。こうした中で25日の午後に消火作業にあたっていた飛行機が樹木に接触し、墜落する事故が起きた。強い風によって火を消すことが難しくなっているだけでなく、消火活動の危険も大きくなっている。ミツォタキス首相は今後も難しい状況が続くとの見通しを語った。

[ 10:19:18 - 10:23:00 ] 222秒 詳細
今回紹介する作品は実話を元にした映画「アウシュヴィッツの生還者」。この作品はアウシュヴィッツ強制収容所に送られながら、生き延びた1人の男の物語である。主人公のハリー・ハフトは収容所から生還した後ボクサーをしている。収容所から生き延び、ボクサーとして華々しい活躍をするサクセスストーリーという話ではなく、常に極限の状況を経験したことにより心を閉ざしてしまった男が徐々に心を開いていく内容である。プロボクサーのハリー・ハフトは、ナチス・ドイツの強制収容所の生き残りでフラッシュバックする過去の記憶に悩まされていた。負けが続いてもハリーにはリングに立ち続ける理由があった。心の奥深くにしまった記憶は、ある記者との対話の中で呼び戻されていく。ハリーがボクシングを覚えたのは強制収容所に居た時で、ナチスの将校たちは収容者同士でボクシングをさせ、賭博を楽しんでいた。そして敗者に待つものは、「死」である。

[ 10:23:00 - 10:27:00 ] 240秒 詳細
ボクシングに勝ち続け仲間の犠牲の上に生き延びたハリーは生き別れた恋人の行方探しに親身に相談に乗ってくれる支援者が現れるも、ハリーは支援者の優しさに対して素直になれない。その後ハリーは念願の大物ボクサーとの対戦に臨む。ハリーは他の人を犠牲にして生き延びていた。強制収容所では囚人が死体処理などの労務を命じられたという。収容所での経験は言葉にするだけでも苦しいほどで「他の人は亡くなったのに何故自分は生き残ったのか」という罪の意識も芽生え、これが生還者が語らない1つの要因だと藤原教授は話した。この映画は「ダイナー」や「レインマン」で有名なバリー・レヴィンソンさんが監督を務め、俳優もハリー・ハフト役にベン・フォスターやハリーの恋人のミリアム役にヴィッキー・クリープスを起用するなどオールスター揃いだという。

[ 10:27:00 - 10:29:17 ] 137秒 詳細
この映画はアウシュヴィッツの悲劇そのものよりも、生き残った人間を描いた作品であるという。この映画の他にもアウシュヴィッツを生き延びた人の作品は存在しており、シドニー・ルメット監督作品の「質屋」でロッド・スタイガー演じる主人公は収容所で奥さんと子どもを殺された後で、感情を一切示さない人間となってしまった。このロッド・スタイガー演じる主人公とハリーに共通するのは「感情を押し殺して生きている」という点で感情が露わになるのは強制収容所での記憶がフラッシュバックした時のみである。このフラッシュバックは生涯に渡り消えることのない傷として残ってしまう。戦争が終わっても生き延びた人はその傷を抱えたまま生きていかざるを得ない。現在も続く戦争で大きな犠牲者を出している中で「昔話」として突き放すことは出来ない。この作品の最後は希望はあるもののそれ無しには見ることが出来ない重い映画となっている。この「アウシュヴィッツの生還者」は来月11日から公開される。

[ 10:29:17 - 10:29:28 ] 11秒 詳細
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[ 10:29:28 - 10:30:25 ] 57秒 詳細
コソボ南部で恒例の橋の上からの飛び込み大会が行われた。橋の高さは約20メートルで、入水の姿勢は自由とのこと。参加者は「ジャンプというより空を飛ぶ気分」などと語っているとのこと。

[ 10:30:25 - 10:32:50 ] 145秒 詳細
パリ五輪の開幕までちょうどあと1年となり、セーヌ川で記念のイベントが行われた。イベントにはウサイン・ボルトさんも参加し、おなじみのポーズを決めたという。イベントの参加者はセーヌ川を、開会式で実際に使用される平底船に乗って移動した。船の終着点には多くの人々が待ち受けていて、喜びの声をあげた。

[ 10:32:50 - 10:34:06 ] 76秒 詳細
パリオリンピックの大会組織委員会は、昨今のヨーロッパの猛暑を受けて、「天気の予測に非常に非常に警戒している」とコメントしている。ただ競技を行う場所の変更は予定していないとのこと。IOCのバッハ会長も25日に選手村を視察したとのこと。ロイター通信によると、選手村では各フロアが確実に冷える構造になっているとのこと。

[ 10:34:06 - 10:36:33 ] 147秒 詳細
イ・サンミン行政安全相の罷免を求める弾劾訴追を、憲法裁判所が棄却した。憲法裁判所の所長は、9人の裁判官全員が棄却と判断したと述べた。憲法裁判所はイ・サンミン氏が梨泰院の群集事故の予防と事故後の対応の過程で、憲法や法律に違反する行為はなかったと結論づけた。国家の安全管理計画は行政安全相が閣僚に任命される前に作られたものである上、現場を管轄する龍山区役所などが、事故が発生する前の状況をイ・サンミン氏に報告しなかった状態で、イ・サンミン氏に事故の予防を求めるのも難しいとした。事故後の発言は不適切だったものの、直ちに謝罪しており、弾劾の事由にはならないという。イ・サンミン氏は去年12月、野党議員の批判に対し「何もしていないわけではない」と釈明している。憲法裁判所は梨泰院の群集事故は1つの原因によって、また特定の人物によって発生したのではなく、事故に対応するマニュアルや教育が足りなかったことなど複数の要因が重なった結果だと位置づけた。

[ 10:36:33 - 10:37:44 ] 71秒 詳細
イ・サンミン氏の弾劾訴追が棄却されたことを受け、梨泰院の群集事故の遺族らは、「責任を取るべき位置にいる政府の要人が全て免罪符を得たも同然だ」と強く批判している。弾劾訴追の棄却でイ・サンミン側の弁護人は、「憲法裁判所に感謝する」などと述べた。しかし事故の遺族は「話にならない」とむせび泣いた。遺族らは憲法裁判所の決定に怒りを示すとともに、憲法裁判所が自ら存在の価値と憲法で与えられた責任を否定したと批判した。遺族らは25日夜、ソウル市役所前で犠牲者を追悼する行事を行っている。

[ 10:37:44 - 10:40:25 ] 161秒 詳細
パプアニューギニアで第二次世界大戦のオーストラリア人兵士たちの墓地がココダ・トラック近くで発見された。ここは、地主が発見する80年間手つかずのままだったという。ココダ・トラックで夫も険しいジャングルの奥深くにある。ここでは1942年10月、旧日本軍が撤退する最中いくつかの戦闘が繰り広げられた。オーストラリア兵たちはこの地で臨時の墓地に埋葬された。オーストラリア軍戦没用チームの方は、当時ここに65人の兵士が埋葬されたという。墓を一つ一つ確認し、その内15の墓に遺骨の一部が残されていたという。1940年代後半、墓は撤去されたはずだったという。墓の半分以上には遺品も残されていた。考古学者の教授は、ポケットナイフや銃剣の一部、指輪までみつかったという。次のステップは、遺骨をパプアニューギニア国内の戦没者墓地にある各兵士の墓に返すこと。DNA技術も可能な限り駆使して本来の墓にある遺骨と正しく照合する予定。今後は、戦士した兵士たちの家族を探し出し、先祖がようやく安らかに眠る姿を見てもらえるようにしたいという。

[ 10:40:25 - 10:43:53 ] 208秒 詳細
タイ北部にある大学で、学生たちと一緒に山登りをするなどして親しまれていた犬が、3年前に道路脇で無惨な姿で死んでいるのがみつかった。25日、チェンマイ県の裁判所は男に動物保護法違反で6か月の実刑判決を言い渡した。判決が出ると、集まった人々は「3年間待ってようやく正義が下された」と抱き合って喜びに沸いた。動物保護法違反で執行猶予なしの実刑判決が出たのは今回が8例目。窃盗容疑については、証拠不十分で不起訴となっている。被告人は、日本円で約60万円を支払い保釈されたが、判決を不服として控訴する方針。飼い主だった男性は、「自分たちは深い絆で結ばれていた。こんなに沢山の人に愛されて幸せな犬だった」などと語った。この日は判決を聞くために、全国からたくさんの愛犬家が集まった。大学のキャンパスで、学生や職員たちから愛されていた犬が姿を消したのは2020年5月4日。そして3日後に道路脇で死んでいるのが見つかった。学生と動物愛護団体が協力して犯人捜索にあたり、警察官が被告を突き止めた。被告は、バイクで遊びにつれていこうとしたら事故を起こしそのまま道路脇に放置したと述べ犯罪性を否定したが、判決は有罪だった。

[ 10:43:53 - 10:44:34 ] 41秒 詳細
ロシアがウクライナ産農産物の黒海を経由しての輸出を巡る合意の履行を停止したことの波紋は、欧州にも広がっている。EUはウクライナを支援するため、農産物を陸路でEUを経由して世界に供給しようとしてるが、ウクライナ国境に近いポーランドやスロバキアなどは、ウクライナからの農産物の流入で価格の下落などに苦慮し流入を制限している。