番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20230629 > エピソード: 1650194

エピソード情報

放送局 テレビ東京
プログラム名 カンブリア宮殿
エピソード名 【顧客との信頼関係を築き、アウトドア新勢力へ】
カテゴリ 教育教養
放送時間 2023-06-29 23:06:00 〜 2023-06-29 23:55:00
WireActionデータ更新時刻 2023-06-30 01:01:14

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=14435871]
オープニング [topic=21387978] 詳細
[ 23:06:00 - 23:06:05 ] 5秒 詳細
オープニング映像。

カンブリア宮殿 [corner=14435892]
これが最新!山での楽しみ方 登山初心者も続々と… [topic=21388017] 詳細
[ 23:06:05 - 23:11:45 ] 340秒 詳細
登山に使用するヤマップは電波が届かない山の中でも現在地が分かるアプリ。また地図を見るだけでなく活動日記として登山中の写真や情報を記録できる。またこうした情報は他のユーザーからも閲覧が可能で写真が撮影された場所が分かるので記録された場所も。そのダウンロード数は370万を突破。日本の登山人口の半分が使っている計算。そのCEOは春山慶彦。春山はよく山に登り積極的に話しかける。ユーザの声に耳を傾けてアプリの改善に役立てている。
提供 [topic=21388025] 詳細
命を救い…人生も変える No.1登山地図アプリ [topic=21388027] 詳細
[ 23:12:05 - 23:16:15 ] 250秒 詳細
ヤマップは遭難救助の現場でも使用される。遭難防止の連携協定を結ぶ自治体は現在16府県に。今後さらに広がっていく予定。本社は福岡・博多のオフィスビルに。2013年に゙創業し社員は100人。春山は学生時代からあらゆる本を読んでいたが、自分が何を成すべきか考え続けたという。何事も身をもって知ろうと二年半の間アラスカぐらしを経験しイヌイットと一緒に過ごしたことも。登山というニッチな世界に飛び込んだ理由は日本は都市と自然はつながりを感じにくく、山を歩く人を増やすことができれば社会は変わると思ったという。従業員の大塩は故郷の静岡でリモートワークをしている。近所の山にも登るようにしている。大塩は前職はIT企業だったが都会ぐらしに疲れてヤマップへ。春山の思いに共感しこの生活で仕事と登山を両立させた。
アプリからアウトドア企業へ ニッチなのに大ヒットの秘密 [topic=21388053] 詳細
[ 23:16:15 - 23:20:43 ] 268秒 詳細
春山は新たに始めた事業は本社に作ったアウトドアスペース。ヤマップストアを2019年に開始し、ネット通販を始めた。中にはヤマップが開発しオリジナル商品もある。その数は110種類。フリースジャケットは通気性がよく、登っている時も熱くならない上防寒。またスマホを入れるポケットを横にずらし、座る時も邪魔にならないようにしたものも。春山はグッズでも人を山に呼び戻そうとしている。最大のヒット商品はこれまでになかった登山靴用のインソール。1万6000円と高価だが、販売数は1万セットに。この商品はヤマップをBMZという専門メーカーと共同開発。高価なのは、衝撃緩衝材にカーボンを使用しているため。土踏まずの部分の斜め後ろのあたりで、盛り上がった部分がある。ここがバランスをたもつ骨を支えるので自然と姿勢がよくなるという。こうした商品をどう生み出しているのか?その商品開発会議にはユーザーが。ユーザーの声を直接聞いて商品開発に活かす。
アプリから登山グッズまで異色起業家の“野望” [topic=21388077] 詳細
[ 23:20:43 - 23:26:22 ] 339秒 詳細
さらに春山は山登りの良さを科学的にも証明しようと動いた。九州大学と共同で実験を行い、登山の健康効果を測定。その結果脳のストレスが少ないことがわかった。その目標は山の楽しさを社会の文化としたい、多くの人に届けたいという狙いがあるという。春山はヤマップについては携帯の電波が届かない山の中でも現在地が分かるのが一番のミソだという。スマホは通信衛星を使用しているので、スマホの電波が届かない場所でも位置情報が示される。ヤマップ専用の地図を予めダウンロードしあわせることで現在地のわかる地図になる。また山に行ったユーザーが山の情報を投稿しそれを参考に地図を更新するという。また高価なインソールが売れたと言うがこのインソールは山に登る際に腰や膝を痛める人が多く、中敷きが登山のをする上で重要で、これに付け替えるだけで体への負担も軽減できるという。また大手のキャンプグッズを作る企業については、戦わないことが戦略であり、他のブランドがやってこなかったことなどを分析して販売していくと答えた。また自然とつながることについては自分たちも生き物で自然の一部であり、当たり前の行動を登山や自然の中を歩く行為を通してもう一度自分たちで気づくアクティビティに文化として格上げしたいという思いがあるという。
異色起業家の原点 屋久島からアラスカへ [topic=21388097] 詳細
[ 23:26:22 - 23:30:28 ] 246秒 詳細
この日春山はプライベートで山に向かった。福岡県と大分県にまたがる英彦山は修験道の修行の場でもあったという。春山は忙しい今も月に1、2回は山を登る。体の中からアクが抜ける感覚があるという。1980年に゙福岡県で生まれた春山は大学時代に自然に興味を持った。自転車で旅をし、屋久島のいなか浜や自然の魅力に魅了され山にも登るようになった。穂高連峰なども登り、筋金入りの山男に。その頃出会った本はアラスカ光と風。著者は星野道夫さんで、野生動物をおいつづけ、最期はヒグマに襲われ亡くなった。人生をかけ自然と向き合ったカメラマンだった。その本を読んだ春山は、極寒の地で昔ながらの狩猟生活を続ける人々に会いたくなった。向かったのはアラスカのイヌイットが暮らすシシュマレフ村。村人はクジラやアザラシを取って生計をたてていた。

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カンブリア宮殿 [corner=14435963]
異色起業家の原点 屋久島からアラスカへ [topic=21388119] 詳細
[ 23:31:58 - 23:35:30 ] 212秒 詳細
20代なかばでアラスカに向かった春山はイヌイットたちの猟に同行した。伝統的な猟をするかと思いきや、エンジンが付いたボートを使い、性能の良いライフル銃も使い、GPSも使っていた事に驚いたという。吹雪けば真っ白になるアラスカで命綱のよう使用されていた。春山はアラスカで二年半過ごして帰国した。その後発生したのは東日本大震災や原発事故。その事件を知った春山は社会が変化するような事業をしなければいけないと思ったという。大分県のくじゅう連山に上った時に、登山中になんとなくスマホをみると、山の中で地図がみれないことに気づいた。その一時間後には地図は見れないのに対し、GPSだけは動いていることに気づいた。春山は衝撃を受け、事前に地図をいれてGPSと組み合わせ現在地がわかる登山地図になると思ったという。自然に目覚めるきっかけに春山は屋久島だったというが春山はそんなにお金もなく九州を野宿し自転車で一蹴していた中で屋久島も自転車で行っていたという。宿の主人にお風呂を借りたいと言うと、お風呂だけでなく食事もさせてもらったという。次第に一緒に海に潜ったり屋久島の山に向かったことで自然にのめり込んだという。
[ 23:35:30 - 23:38:40 ] 190秒 詳細
またイヌイットの村でどう滞在したのか?について春山は村長に手紙を書いたりしてなんでもするのでホームステイさせてほしいと打診したという。世話になった人が65歳ほどだったがGPSを使うことについて尋ねると、その人はGPSをすごいと絶賛していたという。くじゅう連山での地図がみれなかったという経験も相まって電撃が走るような思いをしたという。登山地図アプリを思いついた春山だったがその実現には高いハードルがあった。作るにもそもそもエンジニアではなく相談したのが義理の兄。義理の兄とともにアプリ開発に邁進し、一年半後に試行錯誤を経てアプリを世に送り出した。しかしなかなか認知されず心が折れそうになった時に1人のユーザーから声をもらったという。

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カンブリア宮殿 [corner=14435993]
異色起業家の原点 “つながり”が生んだ成功 [topic=21388183] 詳細
[ 23:40:40 - 23:43:13 ] 153秒 詳細
ヤマップを作り、世に送り出したがしかしなかなか認知されず心が折れそうになった時に1人のユーザーから声をもらったという。それは歯科医師の萩原さん。コメントで食事に誘ったというが実際にその飲み会が行われた。春山には友達がこんな形でできるとはと嬉しく思ったと伝えたという。春山は自分の作ったアプリがその人の人生を多少なりともいい方向に変えていけることを想像していなかったと答えた。こうして春山は一番厳しい時期を乗り越えた。春山はなかなかアプリの認知がされなかった時代についてはベンチャーは信頼性もお金も知名度もなくどうすればユーザーに信頼してもらえるのか?と思った際に距離が近いということが一番で信頼関係を生むには良いと思い、クレームなどは直接自分たちにほしいとお願いし、自分たちに電話がかかってきたという。そのために24時間土日関係なく地図アプリの件の電話がかかってきたという。

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カンブリア宮殿 [corner=14436003]
異色起業家の原点 “つながり”が生んだ成功 [topic=21388197] 詳細
[ 23:45:13 - 23:47:28 ] 135秒 詳細
先月行われた植樹イベントでは。苗木21種240本を植えた。105人が参加し、ヤマップのユーザーや地元の人が参加した。ヤマップ約1万7000人のユーザーから集めた寄付金が使用されている。寄付総額は95万円。ヤマップは、アプリの中で使っていたいいねをやめて、その代わりにDOMOというポイント制度を作った。DOMOは人の役に立つ安全情報を投稿するとどうもありがとうと送ってもらえる仕組み。このポイント植樹などに寄付できる。春山は起業して10年が経過するがその道のりは1合目2合目ほどだという。山に触れてもらう人を増やすために始めたのでここからがスタートだと思っていると述べた。

(エンディング) [corner=14436038]
編集後記 [topic=21388249] 詳細
[ 23:47:28 - 23:49:05 ] 97秒 詳細
村上は今日の総括に40年くらい前、イヌイットの集落に行ったことがある。夏で、陽が沈まず、蚊がすごかった。自然の脅威を感じた。春山さんは、自然の脅威を熟知している。2021年、他者が送る「いいね」を止めた。SNSの定番だが、続けていても未来はない。承認欲求以上の価値を回すコミュニティボードDOMOをはじめた。利他的な行為をするとDOMOがもらえる。ヤマップの収支は?と最後に聞いたが、まだ利益は出てませんと笑顔で答えた。利益が出ていないと言う企業の、あれほど素敵な笑顔は見たことがない。とした。
次回予告 [topic=21388250] 詳細
[ 23:49:05 - 23:49:35 ] 30秒 詳細
カンブリア宮殿の番組宣伝。
提供 [topic=21388251] 詳細
テレ東BIZ Paravi [topic=21388252] 詳細
[ 23:49:55 - 23:50:00 ] 5秒 詳細
この番組はテレ東BIZとParaviで配信中。