番組詳細

[ 09:00:00 - 09:00:15 ] 15秒 詳細
オープニング映像。この時間はG7広島サミットの招待国の首脳らによる原爆慰霊碑の訪問について伝える。

[ 09:00:15 - 09:02:27 ] 132秒 詳細
平和公園内にある広島国際会議場で岸田総理大臣とユン・ソンニョル大統領の首脳会談が約30分行われた。岸田首相は日韓関係だけでなくグローバルな課題についても連携強化について意見を交わしたいなどとした。会談では今月上旬の韓国訪問などシャトル外交が本格化している事を踏まえ、緊密な意思疎通を続けていく方針を確認していると見られる。また、北朝鮮など東アジアの安全保障が厳しさを増す中、日米韓による安全保障協力を進め、抑止力などを強化していくことでも一致したと見られる。

[ 09:02:27 - 09:04:10 ] 103秒 詳細
広島の平和公園を中継。現在は原爆資料館に各首脳らが相次いで訪れている。この後は原爆慰霊碑に献花を行う予定。広島サミットは今日が最終日で、初日は岸田総理大臣が各国首脳らを出迎え、原爆資料館などを視察し、討議に入った。今日までの期間中、招待国の首脳らが参加するものも含めウクライナ情勢など10のセッションが行われる。

[ 09:04:10 - 09:08:47 ] 277秒 詳細
G7広島サミット2日目。注目されたのはウクライナのゼレンスキー大統領。当初オンラインで参加予定だったが、対面での参加を希望したため実現した。軍事侵攻後初のアジア訪問となる。会場に到着後は各国の首脳らと相次いで会談を行い、支援などについて意見交換したと見られる。また、ロシアと友好な関係にあるインドのモディ首相とも会談。モディ首相は個人レベルで解決のためにできることは何でもするなどと話した。ホワイトハウス高官はヨーロッパの同盟国がF16戦闘機の供与を決断した場合にアメリカとして容認するとした。G7広島サミットでは首脳による討議を実質終え、ウクライナへの支援強化などの明記した首脳宣言を発表した。各国首脳と会談したゼレンスキー大統領は多くの支援が得られると確信しているなどと話している。

[ 09:08:47 - 09:10:34 ] 107秒 詳細
G7広島サミットは今日が最終日。この後は招待国の首脳らによる原爆慰霊碑の訪問が行われる予定。招待国は全8カ国で、インドのモディ首相は2014年に行われた選挙でインド人民党を圧勝に導いた。1019年には再選。グローバルサウスの代表格の一つ。ロシアとは旧ソ連時代から関係が深く、軍事侵攻後もプーチン大統領と会談を行うなど友好関係を維持している一方、海洋進出を進める中国を念頭に日本などとクアッドを形成するなど欧米各国とも協調姿勢を示す全方位外交を強めている。サミットではゼレンスキー大統領とも会談を行った。

[ 09:10:34 - 09:14:10 ] 216秒 詳細
インドネシアのジョコ大統領は2014年に大統領に就任して以降庶民派として親しまれる一方、実業家の側面を生かしインフラ開発などを進めた。外交政策では自由外交を掲げ、欧米各国やロシアなど双方と関係を維持している。オーストラリアのアルバニージー首相は野党時代の2019年から労働党の党首を務め、去年9年ぶり政権交代を果たし首相に就任。社会の多様性尊重の姿勢を示している。海洋進出を進める中国を念頭にアメリカなどオーカスに基づき原子力潜水艦の導入計画を進めている他、クアッドとの連携を重視している。韓国のユン大統領は検事総長辞任後に政界転身。外交としては人権など普遍的価値を共有する国との連帯を打ち出している。北朝鮮による核などの脅威に対抗するため日本などの連携強化を重視している。現在各国の首脳が資料館内を見学中。一昨日はG7の首脳らも資料館を視察。館内で被爆者と面会し原爆慰霊碑に献花も行った。

[ 09:14:10 - 09:17:24 ] 194秒 詳細
クック諸島のブラウン首相は2010年に国会議員に初当選し、2018年から副首相を務めた。2020年に首相が辞任した際に後継として指名。去年の選挙で再選している。クック諸島は中国が経済支援などで影響力を強める太平洋に位置。今年太平洋諸島フォーラムの議長国でもあることから気候変動問題などを訴えたい考え。コモロのアザリ大統領はアフリカ連合の議長国として招待された。2002年に当選し2回再選。コモロは人口80万人余で世界最貧国とされている。アフリカ各国では軍事面などでロシアと関係が深い国もあり国連総会でロシアを非難する決議では棄権に回る国も少なくない。ブラジルのルーラ大統領は1980年に労働党を立ち上げ、2003年に大統領に就任し8年間務め、新興5カ国の枠組み「BRICS」を重視し中国などとの関係強化を図り、G8の会合に出席し貧困問題などへの支援を訴えた。今年1月に大統領に就任。2月にアメリカ、4月に中国を訪問するなどグローバルサウスの筆頭格の一つ。また、ブラジルは中南米で最も人口が多く、中南米の代表として招待された。

[ 09:17:24 - 09:21:42 ] 258秒 詳細
原爆資料館前館長の志賀賢治さんは訪問を単なる行事とせず、展示とどう向き合うかが大事などと話す。7年前にオバマ大統領が訪れた際、志賀さんは外務省らとともに受け入れ準備に当たり、当初30分見学する計画だったが、外務省から伝えられた時間はわずか10分で、ロビーだけで対応することになった。並べられた資料もわずかで全て非公開とされた。一方で印象的だったのは同じく2016年にG7の外相が訪れた際、アメリカのケリー国務長官が予定時間を超えるほど丁寧に見学したこと。会見では「公職にあるすべての人、責任ある立場にある誰もが背負う義務の深さを改めて痛感した。」などと話している。

[ 09:21:42 - 09:26:00 ] 258秒 詳細
広島の平和公園の様子を映す。原爆資料館の周辺だ。首脳達の資料館への訪問が現在も続く。G7の首脳に加え、8か国の首脳、7つの機関の代表が招待されている。インドはグローバルサウスの代表格だ。G20の議長国となる。グローバルサウスへの関与を強め、ウクライナ情勢の連携の足がかりにしたい。インドネシアはASEANの議長国をつとめる。法の支配に基づく自由でひらかれた国際秩序を守る立場で一致した。ミャンマー情勢について、意見を交わして、引き続き連携していくという。ジョコ大統領との間では、自由でひらかれた国際秩序を守るために、引き続き協力していく方針で一致している。オーストラリアに関しては、日米豪印の四か国のQUADのひとつであり、日本が重視すべき国となる。オーストラリアは特別な同士国だ。韓国人原爆犠牲者慰霊碑へ、尹大統領と岸田総理は共に訪れ祈りをささげた。日韓関係を強くしたい思いから招待したと考えられる。まだ首脳は施設からは出てきていない。クック諸島のブラウン首相も招待されている。太平洋諸島フォーラムの議長国であり、気候変動など島しょ国の課題を訴えたい考えだという。コモロのアザリ大統領もAU議長国としてG7に招待された。コモロは人口80万人余の島国だ。岸田総理は大型連休にアフリカを訪問。アフリカの地域にはグローバルサウスの国が多いという理由であり、重視している。

[ 09:26:00 - 09:29:35 ] 215秒 詳細
岸田首相が原爆資料館から出てきた。ベトナムのファム・ミン・チン氏が横にいる。インドのモディ首相も、韓国の尹大統領の姿も見える。招待国の首脳が視察を終え、原爆慰霊碑へ向かう。コモロのアザリ大統領を紹介した。ブラジルのルーラ大統領を招待した狙いはどこにあるのか。ブラジルは中南米最大の経済大国だ。きのうの朝、1時間、岸田首相は首脳会談をした。両者は国連安保理の非常任理事国になっている。ベトナムは経済成長が著しい。ベトナムは日本と良好な関係を築き、中国やロシアとも関係がいい。ベトナムは、自由で開かれたインド太平洋の考え方を実現する上でも、要となる日本のパートナーになる。江戸時代には繁華街として栄えた場所。1945年8月6日に真上で原爆が炸裂。壊滅的な被害を受けた。1949年に、広島平和記念都市建設法に基づき整備され、昭和30年には、1955年に平和公園は完成した。おとといはG7の首脳らも、原爆資料館を視察。被爆者との面会も行われ、慰霊碑への献花も行われ、犠牲者に祈りを捧げた。人類史上はじめて使われた原子爆弾によって壊滅した広島市を平和都市として再建することを願って昭和27年に、平和公園の中に慰霊碑が設置された。

[ 09:29:35 - 09:36:42 ] 427秒 詳細
慰霊碑の前に、招待国の首脳らが立った。画面の奥には原爆資料館がある。慰霊碑の北側には原爆ドームがある。原爆資料館とドームを結ぶ線上に位置するのが慰霊碑だ。首脳らが花束を持ち、花を手向け献花した。慰霊碑をあとにする首脳たち。祈りを捧げた。首脳たちが慰霊碑を訪れたのは、核兵器のない世界への実現に向けての岸田首相の考えからだ。G7の首脳も、原爆資料館を訪れた。核兵器のない世界を示す狙いだったという。この中ではインドは唯一の核保有国だ。インドが広島を訪れたのは、インドが核を保有して以降、はじめてのことだ。インドでも大きく報じられている。緊張関係にはる中国、 パキスタンが、核を保有する限りは、安全保障条、核廃絶はあり得ない選択肢だ。広島に原爆が投下された8月6日にあわせて毎年、インド議会では黙祷が行われている。核兵器の先制しようはしないと述べている。。広島市長と広島県知事が原爆や慰霊碑の説明をする。各国の首脳がその説明に耳を傾ける。資料館の中では被爆者からの体験を聞いた。きょうは汗ばむほどの陽気となる。G7サミットにはメンバー以外の国際機関の代表や、国の首脳を招くのが寒冷となっている。平和公園は12万平方メートルを超える。奥には原爆ドームが見える。平和への願いを象徴する場所だ。首脳は平和公園をあとにする。

[ 09:36:42 - 09:39:58 ] 196秒 詳細
G7に求められるのは、ロシアへの圧力を強めるためにグローバルサウスの国々をG7側に引き込むことだ。中国やロシアも関係強化に動いている。気候変動の問題などに、パートナーとしてどう取り組むかが問われている。岸田首相は成果はだせるのか。ウクライナのゼレンスキー大統領が急遽来日した。ゼレンスキー大統領も交えての討議が実現される。ウクライナへの支援を強化する。弱い人たちへの影響を軽減するよう取り組むことが必要となることが首脳宣言に盛り込まれた。中国に、ロシアがウクライナ侵攻をやめるよう圧力をかけることも求めることも首脳宣言に入った。ウクライナ情勢が、サミットの中心となった。方向性を示すようになったのは成果といっていいだろう。G7広島サミットの最終日には、G7以外の首脳たちと原爆資料館などを視察。サミット最終日の討議にさきだち、インド、ブラジルなどの首脳と訪れた。首脳らは芳名録に記帳した。被爆の実相に触れてもらうことで、核軍縮、不拡散の取り組み強化に向けた機運を高めたいという考えだ。G7の首脳らも、視察した。