番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20230425 > エピソード: 1636571

エピソード情報

放送局 NHK総合
プログラム名 アナザーストーリーズ
エピソード名 運命の分岐点 愛を生き切った人〜瀬戸内寂聴の99年〜
カテゴリ 一般実用
放送時間 2023-04-25 23:50:00 〜 2023-04-26 00:35:00
WireActionデータ更新時刻 2023-04-26 01:03:56

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=14284007]
今回は… [topic=21154097] 詳細
[ 23:50:00 - 23:52:26 ] 146秒 詳細
今回は、2021年に逝去した作家・僧侶の瀬戸内寂聴の波乱万丈の人生を追う。
オープニング [topic=21154098] 詳細
[ 23:52:26 - 23:52:42 ] 16秒 詳細
オープニング映像。

愛を生き切った人〜瀬戸内寂聴の99年〜 [corner=14284008]
視点1 晴美から寂聴へ 愛の軌跡 [topic=21154099] 詳細
[ 23:52:42 - 00:04:43 ] 721秒 詳細
瀬戸内寂聴こと瀬戸内晴美は20歳のときに見合い結婚をし娘が生まれ良妻賢母に収まっていた。1945年の終戦から3年後、彼女は突然夫に「小説家になりたい」と告げ出奔。晴美はその時、夫の教え子・涼太と不倫していた。涼太は怖気づき、駆け落ちは成就しなかったが、その後、少女小説を皮切りに晴美は才能を開花させる。1957年、女性の視点で性愛を描いた「花芯」を発表。男性批評家から激しい批判に晒された。批判にめげす執筆活動を続け次々と作品を発表する晴美だったが、私生活では妻子ある作家・小田仁二郎と半同棲生活を送りながら最初の不倫相手・涼太と再会し複雑な三角関係に陥ってしまう。晴美はその愛憎劇を私小説として発表し高い評価を受けた。1973年11月、晴美は出家。心の自由を得て作品を書き続けたいという思いが出家を決意させたという。
視点2 井上荒野 ”鬼たち”の生き方 [topic=21154100] 詳細
[ 00:04:43 - 00:21:55 ] 1032秒 詳細
1966年、作家・井上光晴は瀬戸内晴美と恋仲になった。光晴の妻・郁子は夫と晴美が恋愛関係にあることに早くから気付いていた。井上光晴の娘で作家の井上荒野は「寂聴さん以外にも女の人はたくさんいたんですけど父を作家でいさせるために、辛いとか寂しいとか母は一回も私たちの前で言ったことがなかった。家の中にもそういう空気は全くなかった」と語った。出版業界では公然の秘密だった光晴と晴美の仲について荒野は全く気付かなかったという。92歳で寂聴が病に倒れ、荒野は彼女の元に向かった。光晴の話をずっとしている寂聴の姿を見て「本当に好きだったんだ。なかったことにしたくなかったんだと思ったら本当にぐっと来ちゃって。これは私が書いて残さないとダメだ」と思い、寂聴と井上夫妻をモデルにした小説「あちらにいる鬼」を完成させた。
視点3 寂聴に救われた人たち [topic=21154101] 詳細
[ 00:21:55 - 00:34:45 ] 770秒 詳細
瀬戸内寂聴は出家した翌年、京都に庵を構えた。それから10年後法話の会を開始。必ず質疑応答の時間を設け深刻な悩みにも即答した。寂聴は1987年から2005年まで岩手県浄法寺町で天台寺の住職を務めた。2011年、東日本大震災が発生。衝撃を受けた寂聴は被災者のために法話を開催し続け、大切な人を亡くした人たちを励まし続けた。寂聴は生前、「私はお見舞いっていうつもりでね、色々各地に行ってるんですけどね、だんだん行ってるうちにですね、本当にショックを受けたり感動を受けたりしてね、なんかこうだんだん鍛えられてね、新しいことを見せつけられて、人間に対する信頼をまた盛り返して」などと語っていた。