番組詳細

[ 19:30:00 - 19:32:50 ] 170秒 詳細
今、自分の顔を自在に修正できる加工アプリの利用が広がっている。SNS上には加工した画像が溢れ、さらに理想を追い求める動きが加速している。そうした中で現実の顔を理想に近づけたいと増えているのが”美容整形”。人生が豊かになったという人がいる一方、生きづらさにつながっているケースもある。

[ 19:32:50 - 19:38:21 ] 331秒 詳細
番組は全世界で4億人が使う加工アプリを開発した会社を訪れた。アプリをリリースして8年、利用者から求められる加工機能は変わりつつあるという。2015年頃はおもしろ加工が主流だったが、現在は現実の面影を残しながらの加工が主流になっている。プライベートの画像だけでなく、証明写真など公の場面で使う画像を加工する人も増えている。英語の検定試験で使う写真を撮りに来た女子大学生は唇を左右対称に修正したり、前髪を揃えるなどして写真を完成させた。男性客も多く、連日予約は満員だという。

[ 19:38:21 - 19:41:58 ] 217秒 詳細
今、現実の顔も変えたいという人たちが増えている。美容整形を手掛けるクリニックでは患者数が約8倍に増えたという。実際に美容整形をしている女子大学生は理想の顔に近づきたいと10種類以上の美容整形を受けた。しかし、思い通りにはいかないという。美容整形については親から反対されたが、思いとどまることはなかった。アルバイトで費用を稼ぎながら、これからも美容整形を続けていきたいという。

[ 19:41:58 - 19:48:49 ] 411秒 詳細
ゲストは容姿に悩む人の心について研究している東京未来大学の大村美菜子。見た目に悩んでいる人は理想の自分と現実の自分のギャップに苦しんでいるという。このような傾向は以前からあったが、現代はそれが突きつけられやすい状況になってきていると話した。理想の自分や加工した自分でないと人から認めてもらえないということで整形する手段を選んでいるという。しかし、加工や整形でコンプレックスが解消するのであれば、悪いことではないと話した。見た目の悩みを解消することは心の健康にもつながるので大切なことだという。美容整形を手掛けるクリニックが10代～30代の女性に「コンプレックス克服のために美容整形をすることをどう思うか」というアンケート調査をした。すると、2019年の調査では肯定派が65％だったが、2021年には肯定派が90％まで増えたという。大村美菜子は整形が身近になってきている、明確な目標がない整形は危険などと話した。家族から美容整形をしたいと相談された場合は本当に整形しか方法がないのかを考え、お互いの気持ちを理解し合うことが大切だという。美容整形に詳しい医師は治療の限界を知ること、複数のカウンセリングを受けることが大切だとコメントした。

[ 19:48:49 - 19:51:50 ] 181秒 詳細
幼少期からブスなどと言われ続けてきたゆいさん（仮名）は、パパ活や風俗店で働いて資金を工面し、美容整形を繰り返した。見た目は理想に近づいても、心は満たされなかったというが、容姿を気にせずにいられる方が無理。見た目で判断される世の中が生きづらいと語った。

[ 19:51:50 - 19:56:48 ] 298秒 詳細
容姿に悩む人の心を研究する大村美菜子さんは、思いやりを持って容姿で他人を判断しないようにするという当たり前の事が重要だと語った。キレイ・カワイイなどの価値観を一方的に評価する「コンプレックス広告」が議論の対象となっている。大村は大人たちが発信する前に考えないといけないと指摘した。容姿に悩んでしまっている人は身近な人に相談する。そういった人がいない場合は気軽にカウンセリングを利用してほしいという。番組を最初から見たい人は画面右上のQRコードからNHKプラスで視聴できると案内した。