番組詳細
TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20230212 > エピソード: 1621674
エピソード情報
放送局 | NHK総合 |
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プログラム名 | 沁(し)みる夜汽車 |
エピソード名 | 2020春「50年 行商を続けて〜京成電鉄〜」 |
カテゴリ | 一般実用 |
放送時間 | 2023-02-12 22:50:00 〜 2023-02-12 23:00:00 |
WireActionデータ更新時刻 | 2023-02-12 23:41:17 |
コーナー・トピック・パラグラフ
(オープニング)
[corner=14115702]
オープニング
[topic=20897084]
詳細
[
22:50:00
-
22:50:21
]
21秒
詳細
オープニング映像。
オープニング映像。
(沁みる夜汽車2020春)
[corner=14115705]
50年 行商を続けて 京成電鉄
[topic=20897090]
詳細
[
22:50:21
-
22:53:46
]
205秒
詳細
東京と千葉を結ぶ京成電鉄。田辺泰子さんは、週に3日、京成佐倉駅を利用する。この50年、千葉から東京に野菜を売りに行っている。泰子さんの朝の楽しみは駅員とのおしゃべり。この駅で泰子さんを知らない駅員はいない。目的地までは約1時間。ダンボールにはほうれん草や長ネギなど畑で育てたものが入っている。今育てている野菜は20種類ほどで、そのほとんどを東京で売る。かつては、夫と二人で野菜を育てて、泰子さんの行商で生計を立てていた。10年前に夫が亡くなった後も行商を続けている。今、息子夫婦と3人ぐらし。息子夫婦は働きに出ている。少しでも息子夫婦の力になりたいと行商を続ける。次の行商のためにほうれん草を用意した。
東京と千葉を結ぶ京成電鉄。田辺泰子さんは、週に3日、京成佐倉駅を利用する。この50年、千葉から東京に野菜を売りに行っている。泰子さんの朝の楽しみは駅員とのおしゃべり。この駅で泰子さんを知らない駅員はいない。目的地までは約1時間。ダンボールにはほうれん草や長ネギなど畑で育てたものが入っている。今育てている野菜は20種類ほどで、そのほとんどを東京で売る。かつては、夫と二人で野菜を育てて、泰子さんの行商で生計を立てていた。10年前に夫が亡くなった後も行商を続けている。今、息子夫婦と3人ぐらし。息子夫婦は働きに出ている。少しでも息子夫婦の力になりたいと行商を続ける。次の行商のためにほうれん草を用意した。
[
22:53:46
-
22:59:48
]
362秒
詳細
行商人になったのは28歳の時。突然のことだった。行商で家計を支えていた母親が倒れた。父親と夫が育てた野菜を売りに行く。一家の生活が泰子さんの肩にかかってきた。泰子さんは行商専用列車に乗り込んだ。1日2000人が東京へ。東京の曳舟駅に到着。きょうは全部売れるだろうか。50年経っても不安は尽きない。甘みのある自慢の赤いほうれん草が今日の売り。冴えるセールストークだが、最初からこうだったわけではない。売り始めて2時間、持ってきたほうれん草がなかなかはけない。売れなければ家計の足しにならない。この街を歩き続けて50年、買ってくれそうなお客さんが思い浮かんだ。町工場の奥さんで、いつも一緒に働く親戚のためにたくさん買ってくれる。売れ残りの不安、売り切った安堵。50年間、その繰り返し。行商列車は7年前に廃止になった。喜びや悲しみを分かち合う仲間はほとんどいない。でも、泰子さんには待ってくれている人がいる。息子夫婦も待っている。
行商人になったのは28歳の時。突然のことだった。行商で家計を支えていた母親が倒れた。父親と夫が育てた野菜を売りに行く。一家の生活が泰子さんの肩にかかってきた。泰子さんは行商専用列車に乗り込んだ。1日2000人が東京へ。東京の曳舟駅に到着。きょうは全部売れるだろうか。50年経っても不安は尽きない。甘みのある自慢の赤いほうれん草が今日の売り。冴えるセールストークだが、最初からこうだったわけではない。売り始めて2時間、持ってきたほうれん草がなかなかはけない。売れなければ家計の足しにならない。この街を歩き続けて50年、買ってくれそうなお客さんが思い浮かんだ。町工場の奥さんで、いつも一緒に働く親戚のためにたくさん買ってくれる。売れ残りの不安、売り切った安堵。50年間、その繰り返し。行商列車は7年前に廃止になった。喜びや悲しみを分かち合う仲間はほとんどいない。でも、泰子さんには待ってくれている人がいる。息子夫婦も待っている。