番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240811 > エピソード: 1337212

エピソード情報

放送局 朝日放送
プログラム名 テレメンタリー2024
エピソード名 「いまだ来ぬ春〜ウクライナ 疲弊する人々〜」
カテゴリ 教育教養
放送時間 2024-08-11 04:50:00 〜 2024-08-11 05:20:00
WireActionデータ更新時刻 2024-08-11 05:23:09

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=11577700]
オープニング [topic=17649051] 詳細
[ 04:50:00 - 04:50:20 ] 20秒 詳細
オープニング映像。

テレメンタリー2024 [corner=11577701]
いまだ来ぬ春〜ウクライナ 疲弊する人々〜 [topic=17649052] 詳細
[ 04:50:20 - 04:55:17 ] 297秒 詳細
2年前に始まったロシア軍によるウクライナへの侵攻。ウクライナ軍は攻防戦を続けている。終わらない戦争に翻弄される市民。その戦地の現状を取材した。ウクライナのオデーサはロシア軍の自爆型ドローンが炸裂したのは集合住宅だった。長年紛争地を取材してきた玉本英子は、市民の犠牲となる現実と向き合ってきた。下敷きになった市民を救うために救助隊は手作業で瓦礫などを取り除き子供の遺体が発見された。12人が亡くなりうち5人が子供だった。ウクライナのドネツク州はロシア軍の前線地帯から20キロにありここでも民間人の命が犠牲になっていた。今年2月にこの街の病院にミサイルが攻撃があった。深夜に一発のミサイルがおち、その搬送車が運ばれた病院に3発のミサイルが撃ち込まれ、時間差のミサイル攻撃はロシア軍がよく使う手法だという。被害拡大を目立ったもので、この病院で亡くなった妊婦の母親がその部屋を案内してくれた。妊娠8ヶ月で間もなく産まれてくる赤ちゃんの誕生を心待ちにしていたという。
[ 04:55:17 - 05:00:20 ] 303秒 詳細
ザポリージャ州のオリヒウでは去年に地元警察のオレクシー・レメシェコさんが一緒にまわってくれた。そこはその後ウクライナ軍がロシア軍に大規模な反転攻勢に出た拠点となった街。爆撃であいた大きな穴を撮影していた時に砲弾が取材班の真上を横切った。砲弾はすぐ近くに着弾しすぐにその場を離れた。まだ街に残る僅かな住人のために学校が避難所になっていたがその地下室は行き場のない高齢者たちが身を寄せていた。ボランティアが食事を提供し、避難民を支えていた。しかし取材の2ヶ月後この避難所はロシア軍に爆撃され住民とボランティアスタッフが犠牲になった。オデーサでは防空警報のサイレンが市内に響き渡るが頻繁に鳴るために慣れてしまった市民も少なくない。この夜も防空警報が鳴りホテルの窓から隙間を覗くとミサイルが着弾した音が。ロシア軍の攻撃は毎日のように続いていた。ロシア国境から30キロの位置にあるハルキウ。市内を走る地下鉄の駅にはミサイルから身を守るための避難シェルターになっている。駅構内に通路につながるドアの先には子どもたちの学校があった。地上では学校も標的になるためにハルキウ市は地下鉄の駅に教室をを作る取り組みを行っていて戦争が起きていても子どもたちの学びの場を守ろうとしていた。ウクライナには西側諸国から武器の支援が続いている。その象徴と言えるのがドイツから供与された最新鋭のレオパルト2A6戦車。去年に日本政府は自衛隊車両などの提供を表明し、101台の車両がウクライナにわたった。東部ドネツク州はロシア軍が迫るこの街で自衛隊車両をみつけた。車の中にはベルギー製などの自動小銃が。
[ 05:00:20 - 05:04:25 ] 245秒 詳細
この車両を使っていたのは外国人義勇兵部隊。ウクライナ国防総省指揮のもと戦っている。紛争当事国への自衛隊車両の支援は武器輸出へつながると懸念がでている。また日本が支援するもう一つの現場を取材。地雷が不発弾が残っている現場に日本が提供した地雷金属探知機を使って除去していくが完全に取り除くのに10年以上かかるというがこの場所を子どもたちに引き継ぐために命をかけて任務を行う。2ヶ月前に地雷撤去が終わった場所柄は農作業再開された。2ヶ月後その畑ではひまわりの芽が育った。東部の激戦区チャシウヤールにあるウクライナ軍の砲兵部隊の拠点へ。ウクライナ軍の武器弾薬不足は深刻で西側から支援された武器がすべての部隊にまわってくるわけでもなく、この部隊には砲弾の補充がなく弾薬箱は空になっていた。武器不足と耐えない犠牲に兵士も疲弊している。容赦ないロシア軍の攻撃にさらされた村にはその爪痕がいまも残っている。
[ 05:04:25 - 05:05:15 ] 50秒 詳細
支配地域からロシア経由で脱出するウクライナ人がいる。複数あった国境検問所は閉鎖されたが、スーミィ州には唯一通過できるポイントがあった。支配地域にあった家は土地を捨てウクライナ側にやってくる。ロシア国境警備局の尋問を経て国境を超えてきた住民たちはほとんどが高齢者。この日ロシア軍の支配地域から逃れてきたばかりの夫婦に出会った。

CM [corner=11577702]

テレメンタリー2024 [corner=11577703]
いまだ来ぬ春〜ウクライナ 疲弊する人々〜 [topic=17649053] 詳細
[ 05:07:30 - 05:15:25 ] 475秒 詳細
アナトリーさんとイリーナさん夫婦はヘルソン州のロシア軍の支配地域から逃れてきた。2人は脱出を手助けするウクライナ支援団体の情報を頼りにロシア国内を経由して国境を越えてきた。ヘルソン州の自宅にもう戻ることはないという。支配地域での生活はロシアの身分証がないとガスや電気も使えず病院も通えなかったという。夫のアナトリーさんは生きるためにロシアの身分証を取得した。2人は43年前に結婚し、ヘルソン州で息子と娘とその家族と暮らしていたが、一家は小さな民宿を営んでいた。それがロシアの侵攻で全てが変わった。2人が向かったのは夫アナトリーさんの母親の家。感動の再会となったがアナトリーさんとイリーナさんの息子は去年に前線で戦死していた。その3ヶ月後には甥のオレクサンドルさんも戦死した。イリーナさん夫婦は母ハンナさんの家に身を寄せることになった。1ヶ月後にイリーナさん夫婦は別の街で避難生活を送る娘のサーシャさんとその孫と再会。娘のサーシャさんは、戦死した甥の妻のオレなさんと一緒に暮らしている。サーシャさんはヘルソンの自宅にロシア兵がやってきたという。兄のドミトロさんは自分が死んだら灰にして故郷のヘルソンに撒いてほしいと話していたがいまはロシア兵の支配下にあるために遺灰は手元に置かれたまま。オレナさんの夫は激戦地え戦死し、遺体は損傷が激しく、歯型と身につけていた遺品で夫だとわかったという。前線で兵士の家族は遺族保証金が給付されることになっているが、申請には何枚もの書類が必要だが夫の所属部隊が発行してくれず、書類不備となり申請は受理してもらえなかったという。軍から彼女に届いたのは夫の名誉の戦士を称える証書だけだった。こうした保証金の未払いが相次ぎ犠牲に無いようとしない政府の不信が生まれている。ロシア軍の占領は受け入れたくないが先行きは見えない。また今回取材を案内してくれたオレクシー・レメシェコさんもその3ヶ月後に亡くなったという。検問での職務中にロシア兵に爆撃され同僚の警官とともに命を落とした。今年2月に家族は墓を訪れ死を悼んだ。いまも戦没兵士の墓は増え続けている。
[ 05:15:25 - 05:16:55 ] 90秒 詳細
また今回取材を案内してくれたオレクシー・レメシェコさんもその3ヶ月後に亡くなったという。検問での職務中にロシア兵に爆撃され同僚の警官とともに命を落とした。今年2月に家族は墓を訪れ死を悼んだ。いまも戦没兵士の墓は増え続けている。

CM [corner=11577704]

(エンディング) [corner=11577705]
エンディング [topic=17649054] 詳細
[ 05:17:40 - 05:18:00 ] 20秒 詳細
エンディング映像。