番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240504 > エピソード: 1315241

エピソード情報

放送局 NHK総合大阪
プログラム名 NHKスペシャル
エピソード名 アタッチメント “生きづらさ”に悩むあなたへ
カテゴリ 教育教養
放送時間 2024-05-04 22:00:00 〜 2024-05-04 22:50:00
WireActionデータ更新時刻 2024-05-05 08:15:53

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=11349809]
オープニングトーク [topic=17307432] 詳細
[ 22:00:00 - 22:00:50 ] 50秒 詳細
生きづらさや人間関係の悩みを解消していくために、ある言葉が世界で注目されている。それは「アタッチメント」。
番組説明 [topic=17307434] 詳細
[ 22:00:50 - 22:03:07 ] 137秒 詳細
米国のZ世代の間でアタッチメントに関するSNS動画が爆発的な人気を集めている。アタッチメントとは心理学の用語で“不安をやわらげて安心したい”という本能的な欲求のこと。アタッチメントは人とつながることで満たされ、それが心の健康や幸福度に影響を与えることが分かっている。日本でもアタッチメントへの関心が高まっている。去年12月、国はこども政策の方針を定めた「こども大綱」の中でアタッチメントの重要性を強く打ち出した。学校や児童福祉の現場ではアタッチメントの理論を活用した取り組みも始まっている。不安や困り事を言葉にして伝え合い、安心できる関係を築こうとしている。今日はアタッチメントを手がかりに若者たちの幸せについて考えていく。

アタッチメント “生きづらさ”に悩むあなたへ [corner=11349810]
スタジオトーク [topic=17307433] 詳細
[ 22:03:07 - 22:05:32 ] 145秒 詳細
去年発表されたある調査によると、若者の2人に1人が「死にたい」と思ったことがあるという。その理由として最も多かったのが「人間関係がうまくいかなかった」こと。しかも半数以上の人が「誰にも相談できなかった」と答えている。こうした若者の生きづらさの背景には、SNSによるコミュニケーションの変化やコロナによって人と密接に関わる機会が減ったことなどが指摘されている。スタジオの若者は「ネットに関係を求めるたびにリアルの関係が薄くなっていく。うまく会話ができなくなった」などと語った。
生まれながらの欲求 くっついて「安心したい」 [topic=17307435] 詳細
[ 22:05:32 - 22:10:45 ] 313秒 詳細
アタッチメントは赤ちゃんの頃から備わっている。国士舘大学文学部専任講師・大久保圭介さん監修の下で実験を行う。アタッチメント理論「保護されているという安心感を得たとき、外の世界を探索することができる」。
生まれながらの欲求 くっついて「安心したい」 [topic=17307436] 詳細
[ 22:10:45 - 22:13:20 ] 155秒 詳細
東京大学大学院教授・遠藤利彦さんに、アタッチメントについて詳しく聞いていく。アタッチメントは不安な時に特定の人にくっついて“安心感”を得る本能的な欲求で、多くの生物に共通して備わ っている欲求。
アタッチメントの関係は”親子”だけに限らない [topic=17307437] 詳細
[ 22:13:20 - 22:15:22 ] 122秒 詳細
アタッチメントの対象は親に限らない。大阪市・児童養護施設「入舟寮」には、さまざまな事情で親と一緒に暮らせない60人の子どもたちが共同生活を送っている。ここでは職員全員がアタッチメントの理論を学んでいる。子どもの不安を受け止め、安心感を満たす関わりを大切にしてきた。
アタッチメントの関係は 誰とでも 何歳からでも [topic=17307438] 詳細
[ 22:15:22 - 22:16:42 ] 80秒 詳細
アタッチメントが必要なのは子どもだけではない。英国の児童精神科医であったジョン・ボウルビィが強調したのは、人の一生涯にわたってこのアタッチメントが大切なものとしてあるということ。成長すると“精神的なくっつき”で安心感を得る。
アタッチメントの関係は 誰とでも 何歳からでも [topic=17307439] 詳細
[ 22:16:42 - 22:25:15 ] 513秒 詳細
10代になったらアタッチメントをどう満たす?。大阪市・児童養護施設「入舟寮」がアタッチメント理論を取り入れることにしたのは8年前のこと。そのころ、子どもたちとの関係は危機的な状況にあった。手がかりとなったのがアタッチメント理論に基づく「安心感の輪」子育てプログラム。当時、米国で親子関係の改善に効果があると注目を集めていた。一人一人の安心感を満たすために、それぞれの子どもに合わせたアタッチメントの受け止め方を職員みんなで探ってきた。こうした中、若手職員の上田さんと親密な関係を気づいてきた高校生のアキラさんだが、この春、上田さんが異動となったことで離れて暮らすことに。それを受け、アキラさんは上田さんに不機嫌な態度を示すことが多くなった。アキラさんは上田さんに雑談をしたいと言い、個別外出の時間も延長。上田さんは、交換ノートを渡した。
アタッチメントの関係は 誰とでも 何歳からでも [topic=17307440] 詳細
[ 22:25:15 - 22:30:18 ] 303秒 詳細
アタッチメントを理解するためによく用いられる「安心感の輪」と呼ばれる図を紹介。人は不安や恐怖を感じた時に安全な避難所に駆け込むことで感情を整えようとする。そして十分に心が満たされると、そこを安心の基地にして再び外の世界へ探索に出られる。くっつきと探索を繰り返しながら人は成長し、自立していくと考えられている。
アメリカ Z世代に広がる #アタッチメントスタイル [topic=17307441] 詳細
[ 22:30:18 - 22:34:50 ] 272秒 詳細
不安を感じた時に誰かにくっつき安心感を得るアタッチメント。幼少期にどんなアタッチメントを築いたかによって、その後の人生における人との関わり方に違いが表れると科学的に証明されている。こうした人との関わり方のタイプをアタッチメントスタイルといい、大きく3つに分けられる。1つ目は回避型。自分の気持ちを隠しがちで、相手を拒絶し距離を置こうとする傾向がある。2つ目は不安型。人間関係に対してとても敏感で、自分は相手にどう思われているのか常に気がかり。3つ目は安定型。誰とでも比較的簡単に親密になれるタイプ。人を頼ったり、人から頼られたりすることに快適さを感じる。アメリカのZ世代ではアタッチメントスタイルに関するSNS動画が爆発的な人気を集めている。思春期の脳の変化を研究してきたコロンビア大学児童青年精神医学部のアミール准教授の著書が、ベストセラーとなってる。
自分の”型”を理解し より良い人間関係を [topic=17307442] 詳細
[ 22:34:50 - 22:38:20 ] 210秒 詳細
人間関係のクセであるアタッチメントスタイルを判断する、10の質問を紹介。アタッチメントスタイルは、回避型・不安型・安定型の3つ。
自分の”型”を理解し より良い人間関係を [topic=17307443] 詳細
[ 22:38:20 - 22:41:18 ] 178秒 詳細
コンテンツクリエイターで公認心理師の資格を持つトレイタッカーさんのフォロワー数は100万人で、アタッチメントに関する動画制作を続けている。タッカーさんは、ハーバード大学公衆衛生大学院が主催するメンタルヘルスクリエイタープログラムに参加していて、アタッチメントに関する最新の研究成果を共有している。
「助けて」と言える関係を学校現場での取り組み [topic=17307444] 詳細
[ 22:41:18 - 22:44:58 ] 220秒 詳細
大阪市立田島南小中一貫校ではアタッチメント理論における「安心の基地」が持つ役割について、子どもたちが主体的に考える授業に取り組んでいる。目指すのは子どもたちが互いに誰かの「安心の基地」となり、それぞれのアタッチメントを受け止め合える関係づくり。大阪市立田島南小中一貫校では、小学4年生になると自分の気持ちを言葉にして伝える練習を始めている。
「助けて」と言える関係を学校現場での取り組み [topic=17307445] 詳細
[ 22:44:58 - 22:49:00 ] 242秒 詳細
スタジオ観覧者らが、人間関係についてトーク。遠藤教授が、人間のとっての安心感の重要性について語った。