番組詳細

[ 04:50:00 - 04:50:20 ] 20秒 詳細
オープニング映像。

[ 04:50:20 - 04:59:50 ] 570秒 詳細
NPO法人「ぴあらいふ」代表の中岸宏隆さん（62）と妻・真実さん（53）さんは大阪市などで障害者のためのグループホームを運営している。様々な年齢の男女80人が暮らしている。約30人は何らかの犯罪に関わり、刑務所や更生保護施設を経由してぴあらいふにたどり着いた。多くは家族との縁を絶っている。木村大祐さん（仮名・20）は半年前に少年院を仮出院してぴあらいふへ来た。中岸さん夫妻は手っ取り早くお金を稼ぎたいとの安易な動機から犯罪グループに利用されてしまう若者をたくさん見てきた。木村さんにも同じような不安を感じていた。宏隆さんは市議会議員の家に生まれたが、真面目な両親に反発し、仕事を転々とした。大阪で開いた飲食店が繁盛したが、事業の拡大に失敗して財産を失った。助けてくれたのは両親。家族の愛を実感したという。

[ 05:02:05 - 05:16:55 ] 890秒 詳細
以前NPO法人「ぴあらいふ」に入所していた森芳樹さん（仮名・37）から相談員の仲さんに立て続けに着信があった。別のグループホームで傷害事件を起こして逮捕され、釈放されたが、新たな居住先が見つからず助けを求めてきた。森さんは知的障害や双極性感情障害と呼ばれる精神疾患を抱えている。森さんはぴあらいふで他の入所者や職員に迷惑をかけて追い出された過去があり、容易に戻ることはできなかった。中岸さんはネットカフェの利用料金を渡してこの日は別れた。中岸は森をぴあらいふに戻してあげたかったが、職員から不安の声があがり断念。職員には内緒で部屋を用意した。森は事件を起こしたことで生活保護の支給が止まり、健康保険にも入っておらず、必要な福祉サービスが受けられない。森は大阪・西成で生まれ、両親の育児放棄で施設に預けられた。両親は既に亡くなっていて、引き取ってくれた里親も亡くなった。姉・弟がいるが連絡はつかない。両親から虐待を受けていたというが、自身も同居していた女性の子どもの顔にタバコの火を押し付けて大阪刑務所に6年入った。森は気がついたらやっていた。覚えていないと振り返った。将来は世話になった中岸に恩返しをしたいと語っていたが、循環器系の疾患で急死した。森との別れを済ませた中岸は兵庫県の加古川刑務所へ出所者を迎えに行った。

[ 05:17:40 - 05:17:45 ] 5秒 詳細
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[ 05:17:45 - 05:18:00 ] 15秒 詳細
エンディング映像。