番組詳細

[ 21:00:00 - 21:00:05 ] 5秒 詳細
オープニング映像。

[ 21:00:05 - 21:03:17 ] 192秒 詳細
元カメラマンのウクライナ兵・ジーニャが自撮りした映像。

[ 21:03:17 - 21:15:52 ] 755秒 詳細
2023年6月、ウクライナからロシア軍撤退に追い込む大規模作戦・反転攻勢が始まった。ロシアに不法に占領された領土は全体の2割。ウクライナ軍は欧米諸国から提供された最新鋭の戦車などでアゾフ海に向けて侵入しロシア軍を東西に分断し補給路を絶ち撤退に追い込むことを目指すとみられた。主な戦場となるのが南部・ザポリージャ州。強大なロシア軍に対抗するため多くの市民が兵士となりザポリージャ州へ向かうことになった。彼らは初めて体験する戦場での日々を撮影していた。今回、兵士たちから映像を入手。そこには徐々に追い詰められていく様子が記録されていた。元ギタリストのジェイは写真家としても活躍していた。しかし自宅があるキーウ北部の街がロシアに一時占領され軍に志願することを決めた。ジェイと同じ部隊で戦う友人だったドミトロは元フィットネストレーナーであった。6月7日、ジェイとドミトロは反転攻勢の先頭に立ちロシアに占領されているエリアに向かった。しかしロシア軍はすでに何重もの防衛線を築きウクライナ軍を待ち構えた。防衛線にはウクライナ軍の想定を超える地雷が埋められていた。そのことはジェイとドミトロは知らなかった。欧米諸国から提供された最新鋭の戦車や装甲車はロシア軍の地雷の餌食となった。脱出したジェイとドミトロはロシア軍の激しい攻撃にさらされた。戦闘は一晩続き2人が救出されたのは翌朝のことだった。その後、ジェイはパニック障害に苦しみPTSDと診断された。地雷で吹き飛ばされた2人はザポリージャの戦場を離れキーウに戻ることになった。

[ 21:15:52 - 21:31:59 ] 967秒 詳細
反転攻勢が始まってから2週間。元テレビカメラマンのジーニャはザポリージャの最前線にいた。地雷に進軍を阻まれたウクライナ軍は戦車や装甲車を後ろに下げ、少人数の歩兵部隊による戦術に切り替えた。ジーニャの部隊にはロシア軍の陣地を襲撃し一つずつ奪っていく任務が与えられた。拠点になるのは塹壕。敵の弾を避けながら攻撃のチャンスを伺う。兵士が身を隠せる深さまで地面を掘り下げていく。塹壕の一画には兵士たちのねぐらがある。ジーニャの塹壕とロシア兵の塹壕は近いところで80m、ロシア兵も同じように塹壕を築いて睨み合っている。ジーニャは24時間、10人の仲間と交替しながら見張りを続ける。休憩時間が回ってきても、まともに寝ることが出来ず徐々に気力・体力が奪われていく。数日に一度、ジーニャたちに与えられる命がけの任務はロシア軍の塹壕を襲撃し奪い取る。初めて人を殺す衝撃、兵士たちは湧き上がってくる感情を遮断することで苦しみから逃れようとする。極限状態の連続が市民を兵士へと変えていく。2023年7月12日、ジーニャは塹壕を直撃した砲弾で負傷し、一命を取り留めたが左腕の神経を損傷し麻痺が残った。

[ 21:31:59 - 21:42:50 ] 651秒 詳細
元映像技術者のマキシムはザポリージャの前線に向かう朝を迎えていた。膠着する塹壕戦を打開するため今、ドローンが大量に使われている。塹壕のウクライナ兵はロシア軍の激しいドローン攻撃にさらされている。1月、マキシムはザポリージャの前線に到着した。配属されたのはロシア軍に対抗するために設立されたドローン部隊。

[ 21:42:50 - 21:48:31 ] 341秒 詳細
侵攻から2年。ロシアは兵力を増強し、さらなる占領地の拡大を目指している。PTSDに苦しむ元ギタリストのジェイは志願して再び前線で戦うことにした。元フィットネストレーナーのドミトロも前線に戻ることを決意した。元テレビカメラマンのジーニャはキーウの病院で治療を受け、回復すれば再び戦場に向かう可能性がある。反転攻勢は失速し守りに転じている。今日も市民は兵士となり戦場へ向かう。

[ 21:48:31 - 21:49:00 ] 29秒 詳細
エンディング映像。