番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240210 > エピソード: 1295647

エピソード情報

放送局 関西テレビ
プログラム名 ザ・ドキュメント
エピソード名 生かされた理由〜京アニ事件の深層〜【凶行までの被告の半生】
カテゴリ 教育教養
放送時間 2024-02-10 01:25:00 〜 2024-02-10 02:25:00
WireActionデータ更新時刻 2024-02-10 04:30:09

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=11151335]
オープニング [topic=17021894] 詳細
[ 01:25:00 - 01:25:10 ] 10秒 詳細
オープニング映像。

(ザ・ドキュメント) [corner=11151336]
生かされた理由〜京アニ事件の深層〜 [topic=17021896] 詳細
[ 01:25:10 - 01:37:43 ] 753秒 詳細
36人の命を奪った京都アニメーション放火事件。殺人などの罪に問われた青葉真司被告。死の淵で「パクられた」などと叫んでいた。懸命な治療で男は蘇り裁判が始まった。2023年9月5日、初公判が行われた。平成以降、最も多くの犠牲者を出した殺人事件。傍聴しようと500人が列をなした。車椅子にのり入廷した青葉被告、赤くなった火傷痕が生々しく残っていた。京アニに小説のアイデアを盗まれたと青葉被告は繰り返し主張したが京アニは一貫して否定している。最大の争点は責任能力だった。検察側は完全責任能力があると主張した。弁護側は心神喪失で無罪を主張する。1978年、青葉被告は当時の浦和市で生まれた。トラック運転手の父と母・兄・妹の5人で暮らしていた。体格が良く運動が得意、明るく活発な子どもだった。幸せな家庭に陰りが見え始めたのは9歳の時、父が母に暴力を振るうようになり両親が離婚した。暴力の矛先は青葉被告に向くようになる。虐待は中学生の時まで続いた。父は無職となり生活保護を受けるようになる。家賃を払えなくなり家族は引っ越しを余儀なくされる。転校先の中学校では周囲と馴染むことができなり、そのまま不登校となった。就職を踏みとどまり定時制高校へ進学、人生が一変して4年間、無欠席で卒業した。青葉被告は一番前の席で授業を受けていたという。日中は埼玉県町文書課で非常勤職員として郵便物を仕分ける仕事を任されていた。収入は月10万円程度。無職だった父もタクシー運転手として再就職し生活にも余裕ができた。

CM [corner=11151337]

(ザ・ドキュメント) [corner=11151338]
生かされた理由〜京アニ事件の深層〜 [topic=17021910] 詳細
[ 01:40:13 - 01:48:03 ] 470秒 詳細
青葉被告が21歳のとき、父が亡くなった。交通事故で大事故を起こした父は寝たきりの状態になっていた。そんな父に青葉被告は「お前の葬式には出ない」と言い放ったという。春日部市でひとり暮らしを始め、コンビニバイトを2つ掛け持ちするも人間関係をこじらせ辞めてしまう。無職となり自宅のガス・水道・電気が止まった。28歳のとき下着窃盗で逮捕され有罪判決を受けた。母親が面会に来ても会おうとはしなかった。再出発は上手くいかず派遣の仕事も長続きしなかった。不況のさなか、雇用促進住宅に入居する。孤独の中でアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」と出会う。京都アニメーションを代表する作品だった。小説家になれば人と関わらないまま身を立てることができる。京アニは青葉被告にとって唯一の光だった。近隣住民から相次ぐクレーム、昼夜逆転の生活が続き小説の執筆もままならない。34歳のとき、コンビニ強盗で逮捕され2度目の罪を犯す。「秋葉原で起きた無差別殺傷事件の犯人と同じ心境だ」と語った。懲役3年6ヶ月の実刑判決を受ける。

CM [corner=11151339]

(ザ・ドキュメント) [corner=11151340]
生かされた理由〜京アニ事件の深層〜 [topic=17021940] 詳細
[ 01:51:03 - 02:02:08 ] 665秒 詳細
犠牲者の1人、池田晶子さんは「涼宮ハルヒの憂鬱」などキャラクターデザインを手掛けるアニメーターだった。事件当時、息子は小学2年生だった。現在、小学6年生となり将来を描き始めている。息子は晶子さんの作業机で勉強するようになった。2023年9月20日、遺族の被告人質問を迎え寺脇さんは3度に渡り被告人質問に立った。刑務所で服役後、青葉被告はさいたま市のアパートに移り住み福祉サービスを受けていた。精神的に不安定な状態が続き、居留守を使うようになり人との関わりを絶った。一方、小説家の夢は諦め切れず38歳の時に京アニの小説コンクールに応募した。しかし落選。事件の2年前のことだった。京アニの作品を見て小説のアイデアが盗まれたと思い込み恨みを募らせる。事件前日、野宿した公園で一睡もできないまま朝を迎えた。台車にガソリンを積みスタジオの側で13分間座り込む。

CM [corner=11151341]

(ザ・ドキュメント) [corner=11151342]
生かされた理由〜京アニ事件の深層〜 [topic=17021950] 詳細
[ 02:05:08 - 02:15:38 ] 630秒 詳細
事件後、全身に火傷を負った青葉被告は生死の境を彷徨う。死の淵から命を救った上田医師。上田医師の手記には青葉被告の心境の変化がつづられている。青葉被告が拘置所に移された後も何度も治療に訪れ主治医として向き合い続けた。2023年12月6日、最後の被告人質問に寺脇さんが臨んだ。翌日、検察側は青葉被告に死刑を求刑した。弁護側は命を奪うことを解決方法にしてはいけないと主張した。

CM [corner=11151343]

(ザ・ドキュメント) [corner=11151387]
生かされた理由〜京アニ事件の深層〜 [topic=17021971] 詳細
[ 02:18:38 - 02:24:55 ] 377秒 詳細
2024年1月25日、裁判長は被害者や京アニに一切の落ち度はないことは明確「犯行に妄想の影響はほとんどない」と指摘し責任能力を認定した。そして青葉被告に死刑が言い渡された。