番組詳細
TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240118 > エピソード: 1290224
エピソード情報
放送局 | NHK総合大阪 |
---|---|
プログラム名 | NHKスペシャル |
エピソード名 | 調査報道・新世紀 File2 北朝鮮 極秘ミサイル開発 |
カテゴリ | 教育教養 |
放送時間 | 2024-01-18 00:35:00 〜 2024-01-18 01:25:00 |
WireActionデータ更新時刻 | 2024-01-18 01:35:41 |
コーナー・トピック・パラグラフ
(オープニング)
[corner=11097408]
オープニング
[topic=16943550]
詳細
[
00:35:00
-
00:38:41
]
221秒
詳細
去年11月、北朝鮮が打ち上げた軍事偵察衛星により不穏な空気に包まれた。北朝鮮の悲願だった軍事偵察衛星の打ち上げ。打ち上げに不可欠だったのは弾道ミサイルの技術。着々と軍事力を高めてきた北朝鮮。この番組は今まで見えなかった真相に迫る。
去年11月、北朝鮮が打ち上げた軍事偵察衛星により不穏な空気に包まれた。北朝鮮の悲願だった軍事偵察衛星の打ち上げ。打ち上げに不可欠だったのは弾道ミサイルの技術。着々と軍事力を高めてきた北朝鮮。この番組は今まで見えなかった真相に迫る。
調査報道・新世紀 File2 北朝鮮 極秘ミサイル開発
[corner=11097409]
”ブラックボックス化”進む北朝鮮
[topic=16943551]
詳細
[
00:38:41
-
00:43:27
]
286秒
詳細
去年から北朝鮮は国境封鎖を一部緩和していた。しかし中国は変わらず警戒に当たっていた。3年半にわたり往来の制限をしてきた北朝鮮。闇は深まっている。北朝鮮を探るためフロリダを訪ねた。地図を埋め尽くすのは観察地点の記録で7万を超える。衛星画像は重要な情報源である。コロナ禍以降、二十に強化されたことを確認していた。人々の行動の制限は国境以外にもある。コロナ禍以降、統制を強化し続けブラックボックス化する北朝鮮。一方、アピールしてきたのが弾道ミサイルの技術。2022年は少なくとも73発とかつて無いペースで発射した。
去年から北朝鮮は国境封鎖を一部緩和していた。しかし中国は変わらず警戒に当たっていた。3年半にわたり往来の制限をしてきた北朝鮮。闇は深まっている。北朝鮮を探るためフロリダを訪ねた。地図を埋め尽くすのは観察地点の記録で7万を超える。衛星画像は重要な情報源である。コロナ禍以降、二十に強化されたことを確認していた。人々の行動の制限は国境以外にもある。コロナ禍以降、統制を強化し続けブラックボックス化する北朝鮮。一方、アピールしてきたのが弾道ミサイルの技術。2022年は少なくとも73発とかつて無いペースで発射した。
軌道から見えてくるミサイル多様化
[topic=16943552]
詳細
[
00:43:27
-
00:55:52
]
745秒
詳細
ITエンジニアの草薙さん。力を入れているのが北朝鮮のミサイル軌道の可視化。発射場所や高度・飛距離を確認した。以前は国家が独占してた情報だが一般市民も確認できる時代になった。草薙さんが可視化した軌道は250以上に及ぶ。草薙さんが感じる変化はミサイルの多様化。その中で可視化が難しいミサイルが2022年1月の極超音速ミサイル。音速の5倍のスピードで飛行し、最大の特徴は滑空。レーダーで捉えにくく迎撃が難しい。オランダのラルフ・サベルツベルク准教授は公開情報を元に検証を重ねてきた。北朝鮮が明らかにしたのは数枚の写真のみ。重要な手がかりを見つけ出した。着目したのはエンジンの構造。極超音速ミサイルには火星12型と同じエンジンが搭載されていると考えた。滑空のカギを握るのは先端。正確な大きさ・形が分かったことから空気抵抗・揚力を計算できる。また発生時を見てエンジンの加速度を計算することで推進力を導き出す。全ての情報を入力すると極超音速ミサイルとされる軌道が現れた。発射から4分後に滑空へ、8分後に日本海の目標地点に落下した。軌道は金総書記が示した軌道とほぼ一致。理論上だが極超音速ミサイルの能力を用いることがわかった。ミサイル開発には国運をかけて取り組んできた歴史がある。初めて目の当たりにしたのは1998年のテポドン1。周辺各国は警戒を強めていった。そして世界に強い衝撃を与えたのはICBM級のミサイル。
ITエンジニアの草薙さん。力を入れているのが北朝鮮のミサイル軌道の可視化。発射場所や高度・飛距離を確認した。以前は国家が独占してた情報だが一般市民も確認できる時代になった。草薙さんが可視化した軌道は250以上に及ぶ。草薙さんが感じる変化はミサイルの多様化。その中で可視化が難しいミサイルが2022年1月の極超音速ミサイル。音速の5倍のスピードで飛行し、最大の特徴は滑空。レーダーで捉えにくく迎撃が難しい。オランダのラルフ・サベルツベルク准教授は公開情報を元に検証を重ねてきた。北朝鮮が明らかにしたのは数枚の写真のみ。重要な手がかりを見つけ出した。着目したのはエンジンの構造。極超音速ミサイルには火星12型と同じエンジンが搭載されていると考えた。滑空のカギを握るのは先端。正確な大きさ・形が分かったことから空気抵抗・揚力を計算できる。また発生時を見てエンジンの加速度を計算することで推進力を導き出す。全ての情報を入力すると極超音速ミサイルとされる軌道が現れた。発射から4分後に滑空へ、8分後に日本海の目標地点に落下した。軌道は金総書記が示した軌道とほぼ一致。理論上だが極超音速ミサイルの能力を用いることがわかった。ミサイル開発には国運をかけて取り組んできた歴史がある。初めて目の当たりにしたのは1998年のテポドン1。周辺各国は警戒を強めていった。そして世界に強い衝撃を与えたのはICBM級のミサイル。
ニュース映像分析で迫る ミサイル技術向上の謎
[topic=16943553]
詳細
[
00:55:52
-
01:05:48
]
596秒
詳細
北朝鮮のミサイル技術を調査してきたジェフリー・ルイス教授。分析を続けてきたのは国営メディア。2017年の前の年のニュースに注目していた。機械工場と報じた施設だがルイスさんの目には全く別のものが見えていた。総書記の隣に立つ男性は発射や視察などに同行する姿が捉えられてきた人物だった。テーブルの上にあるミサイルの重要部品も見逃さなかった。インペラーという部品で、製造していた推察したのが機械工場に並ぶCNC工作機械で複雑な加工を高い性能で行うことが可能。国連はミサイル開発に使われるとして北朝鮮への輸出を禁止している。インペラーを製造できる可能性がある機械を発見。それはヨーロッパの工作機械と似ていたが、ヨーロッパの企業は当社の製品ではないと否定。その一方で台湾企業の製品と似ていると言及し、ほぼ一致するものがあった。企業を訪ねるも別の倉庫となっていた。確認すると2011年に廃業していたことが分かった。しかし調査をすると元代表が今、中国で工作機械の製造を手掛ける別企業の社長を務めていることが分かった。
北朝鮮のミサイル技術を調査してきたジェフリー・ルイス教授。分析を続けてきたのは国営メディア。2017年の前の年のニュースに注目していた。機械工場と報じた施設だがルイスさんの目には全く別のものが見えていた。総書記の隣に立つ男性は発射や視察などに同行する姿が捉えられてきた人物だった。テーブルの上にあるミサイルの重要部品も見逃さなかった。インペラーという部品で、製造していた推察したのが機械工場に並ぶCNC工作機械で複雑な加工を高い性能で行うことが可能。国連はミサイル開発に使われるとして北朝鮮への輸出を禁止している。インペラーを製造できる可能性がある機械を発見。それはヨーロッパの工作機械と似ていたが、ヨーロッパの企業は当社の製品ではないと否定。その一方で台湾企業の製品と似ていると言及し、ほぼ一致するものがあった。企業を訪ねるも別の倉庫となっていた。確認すると2011年に廃業していたことが分かった。しかし調査をすると元代表が今、中国で工作機械の製造を手掛ける別企業の社長を務めていることが分かった。
ロシアに急接近する北朝鮮 オシントで探る水面下の動き
[topic=16943554]
詳細
[
01:05:48
-
01:14:19
]
511秒
詳細
去年9月、キム・ジョンウン総書記が4年ぶりの外遊で訪露。露プーチン大統領と首脳会談を行った。宇宙基地など視察。会談では軍事技術協力をめぐって意見交換。イギリス王立防衛安全保障研究所の調査では、北朝鮮北東部の羅津港を寄港した露船が露国内に向かう様子が。港には監視塔なども。荷物は列車に載せられ、ウクライナとの国境そばにあるティホレツク弾薬庫に運ばれた可能性。北朝鮮の武器に詳しい専門家によると、ウクライナ紛争でも北朝鮮製兵器が使用された可能性。
去年9月、キム・ジョンウン総書記が4年ぶりの外遊で訪露。露プーチン大統領と首脳会談を行った。宇宙基地など視察。会談では軍事技術協力をめぐって意見交換。イギリス王立防衛安全保障研究所の調査では、北朝鮮北東部の羅津港を寄港した露船が露国内に向かう様子が。港には監視塔なども。荷物は列車に載せられ、ウクライナとの国境そばにあるティホレツク弾薬庫に運ばれた可能性。北朝鮮の武器に詳しい専門家によると、ウクライナ紛争でも北朝鮮製兵器が使用された可能性。
[
01:14:19
-
01:19:16
]
297秒
詳細
軍事力強化を目指す北朝鮮では、経済問題が深刻。コロナ禍もあって2020年の経済成長率は-4.5%に。これは深刻な食糧難で多くの餓死者が出た97年以来。史上最多のミサイルを発射した2022年に至るまで経済は回復していないとみられる。収穫直前の北朝鮮の畑を捉えた衛星写真では、生育状況が悪いことがうかがえる。原因は夏の大雨による洪水。各地で記録的間伐にも見舞われた。22年の米収穫量は前年比で3割減との試算も。各地で浸水被害も多発。専門家からは「軍事開発優先の代償」との指摘。
軍事力強化を目指す北朝鮮では、経済問題が深刻。コロナ禍もあって2020年の経済成長率は-4.5%に。これは深刻な食糧難で多くの餓死者が出た97年以来。史上最多のミサイルを発射した2022年に至るまで経済は回復していないとみられる。収穫直前の北朝鮮の畑を捉えた衛星写真では、生育状況が悪いことがうかがえる。原因は夏の大雨による洪水。各地で記録的間伐にも見舞われた。22年の米収穫量は前年比で3割減との試算も。各地で浸水被害も多発。専門家からは「軍事開発優先の代償」との指摘。
北朝鮮の現実
[topic=16943555]
詳細
[
01:19:16
-
01:24:00
]
284秒
詳細
北朝鮮の人々の声を聞こうと番組スタッフは、内部に独自の情報網を持つ韓国メディアにコンタクト。コロナ禍以降でも、極秘の通信手段などで住民と連絡が取れるという。使われるのは中国の携帯電話など。番組が用意した質問には「ミサイル開発のせいで生活は厳しい」「大豊作という宣伝は本当なのだろうか」「米は軍隊用」「統制が強化され攻撃し合う社会に」などの声。韓国側の延坪島で北朝鮮文化を調査するカンさん。北朝鮮から流れ着いたゴミを回収するなどの活動で、国力を度外視した軍事優先の体制で住民の暮らしが限界を迎えていると感じている。
北朝鮮の人々の声を聞こうと番組スタッフは、内部に独自の情報網を持つ韓国メディアにコンタクト。コロナ禍以降でも、極秘の通信手段などで住民と連絡が取れるという。使われるのは中国の携帯電話など。番組が用意した質問には「ミサイル開発のせいで生活は厳しい」「大豊作という宣伝は本当なのだろうか」「米は軍隊用」「統制が強化され攻撃し合う社会に」などの声。韓国側の延坪島で北朝鮮文化を調査するカンさん。北朝鮮から流れ着いたゴミを回収するなどの活動で、国力を度外視した軍事優先の体制で住民の暮らしが限界を迎えていると感じている。
(エンディング)
[corner=11097410]
次回予告
[topic=16943556]
詳細
[
01:24:00
-
01:24:30
]
30秒
詳細
「NHKスペシャル」の次回予告。
「NHKスペシャル」の次回予告。