番組詳細

[ 17:10:00 - 17:14:12 ] 252秒 詳細
栗山が師と仰ぐ三原脩は日本シリーズを崖っぷちからの4連勝、万年最下位だったチームをわずか1年で日本一に導いた。栗山は三原の弟子から頂いたというノートを今もバイブルとして読み返している。世界一を託された栗山は三原の教えをどう受け継ぎどう戦うのか。

[ 17:14:12 - 17:14:42 ] 30秒 詳細
オープニング映像。

[ 17:14:42 - 17:26:37 ] 715秒 詳細
故・三原脩は香川県生まれ、早稲田大学に進学後六大学野球で活躍しプロ野球契約第一号選手となった。戦後、監督して日本一4回、歴代2位の1687勝を挙げた。三原が遺したノートには野球哲学が詰まっている。栗山はそれうぃ読み返しすたびに新しくコピーし、その都度印象に残ったことを書き込んできた。三原の代表的な戦いとして語り継がれる1958年日本シリーズ西鉄vs巨人は初回から3連敗からの4連勝で奇跡の大逆転を果たし、三原マジックは敵に対する心理戦、味方に対する洞察力で勝利を手繰り寄せる。

[ 17:26:37 - 17:33:29 ] 412秒 詳細
三原脩は2度、太平洋戦争のビルマ戦線で曹長として多くの兵をまとめた。長男・三原博さんは人間を見る目はすごい、戦争をやっていると誰かが死んじゃうと代わりの者をそこに入れなきゃいけないいろんな人間がいざという時にどういう行動をとるかずいぶん学んだのではなどと話す。栗山は三原が亡くなった1984年、ヤクルトに入団一時はレギュラーとして活躍するもメニエール病を患い29歳で引退した。栗山は野球選手としてちゃんとした選手になれなかったというのはすごくコンプレックスがある、大好きな野球でうまくいかなかったなどと話す。大好きな野球に関わり続けたいと思った栗山はテレビやラジオの取材でかつての名将や監督に教えを請うた。2001年ごろ栗山は中西太から三原の野球哲学が書かれたノートを授かった。栗山はこれは神様からのプレゼントだと思ったなどと話す。

[ 17:33:29 - 17:40:07 ] 398秒 詳細
2011年、栗山は北海道日本ハムファイターズの監督に就任、三原の教えを実践していった。精神面の弱さから過去3年で0勝だった吉川光夫に栗山はことしダメだったらユニフォーム脱がすからねなどとあえて厳しい言葉をかけた。2012年栗山は吉川を開幕ローテーションに入れる決断をした。制球が定まらなかった吉川に栗山は俺はマウンドから絶対に降ろさないと言われ再びマウンドに上がった吉川は4年ぶりに勝利をあげた。その後吉川はチーム最多の14勝をあげ最優秀防御率のタイトル、パ・リーグMVPに輝いた。栗山はこの年、就任1年目でリーグ優勝に導いた。

[ 17:40:07 - 17:46:13 ] 366秒 詳細
仰木彬は西鉄黄金時代にマン・ツー・マンで三原野球を学び引退後は三原の下でコーチに就任、指導者として活躍した。仰木野球は適材適所、打線は目まぐるしく変わることから猫の目打線と言われた。プロ7年で3勝とくすぶっていた鈴木平は95年にオリックスに移籍、仰木の下で5年連続40試合に登板した鈴木は肩を壊し32歳で引退、今はコーチとして高校生の指導にあたる。”花の咲きどき”三原の教えはここでも受け継がれてきた。

[ 17:46:13 - 17:53:24 ] 431秒 詳細
2013年、栗山は大谷をプロ1年目から起用、栗山は2つをやるとかそういう話しじゃなくてどっちかをやめろって誰も言えないなどと話す。近鉄時代の監督だった三原は永淵洋三を二刀流として起用、三原マジックと注目を集めた。16年vsソフトバンク戦、3連勝中だったソフトバンクに栗山は大谷をバッターとして起用、初球本塁打を放ち投げては8回を無失点に抑えチームはソフトバンクに3連勝した。

[ 17:53:24 - 17:58:54 ] 330秒 詳細
三原ノートを栗山に託した中西太は彼は本当に勉強家、三原さんのすべてを吸収できないけれど洞察力まねしとるよ勉強しとるよなどと話した。今回の取材で中西の自宅や三原の長男の自宅から三原の原本や直筆の手記が見つかった。栗山は「私自身のセオリーである」という言葉にそうだなんだよ、自分が感じてきたことがなんかちょっとうれしいねなどと話した。栗山は信じ切って最後までやる、マジックと呼ばれる時代を変えるものを生み出していく野球界の先輩が日本野球をここまで作ってくれた考え方を使わせてもらって戦うなどとWBCへの意気込みを語った。

[ 17:58:54 - 17:59:00 ] 6秒 詳細
エンディング映像。